06 温泉と紅葉と新そばと地魚の旅 2008.11
早朝に家を出て、空いている中央高速を快適に飛ばす。

そして、下諏訪温泉「湖畔の湯」で朝風呂を浴びる。アルカリ性単純温泉で気持ちがいい。

入浴後は、家で用意してきたコーヒーとパンで、素晴らしい景色の諏訪湖畔で気持ちのいい朝食を摂る。

■「湖畔の湯」
・営業時間 5:30~21:30
・入浴料 250円



安曇野を走る。県道306号線は北アルプスの山麓を走る別名「山麓線」といい、のどかな光景が展開する快適な道路だ。


新行高原の「手打そば山品」に行く。

新行高原の地は一旦途絶えた蕎麦の栽培を再開し、その地粉を使って蕎麦を打って人気の場所だというので、一度食してみたかった。

その中でも人気の「山品」も、蕎麦は地粉を使用し、薬味も自家栽培のねぎと本わさびを使用している。


多分混んでいると思い11時前に行くが、それでも店の外に沢山の客が並んでいる。

30分ほど待って店内に入る。

店内には、有名人の色紙があたり構わずに飾ってあり、思わず苦笑する。…田舎だ~な!でも、素朴といえば素朴なんだ。

期待した新蕎麦は、香りはするがコシが柔らかく「ふうみん」の好みの蕎麦ではなく、残念だ。


かえって、そばがきの方が美味しく、また山菜キノコが良かった。

■「山科」
・味は ★3つ(30分待つ価値は?)
・営業時間 10:30~売り切り次第



食後、山道を戻り青木湖畔を散策する。湖畔から眺めた、雪を頂いた白馬三山と紅葉の静寂な青木湖。信州の大自然の秋を万喫する。



小谷から、雪を頂いた白馬三山を望む。県道114号線を姫川の支流の中谷川に沿って12キロほど走った、山の中腹に位置する小谷温泉へと向う。


その山懐に「大湯元山田旅館」が木造三階建ての威容を見せている。

小谷温泉は歴史のある古い温泉で、1555年に武田信玄の家臣によって発見されたといわれる。

山田旅館は、江戸期の建築された本館、別館など七棟が国の登録有形文化財に指定されている。


小谷温泉の泉質は、ナトリウム・炭酸水素塩泉。

ラドンを含んだ重層泉は、筋肉痛や神経痛に良いといわれ、いかにも効能がありそうだ。


浴槽の窓のそばに丸太のベンチかな?と思ったら、何と温泉の成分25年分が固まった物との事。思わずビックリ。

■「小谷温泉山田旅館」
・営業時間 10:00~15:00
・入浴料 500円



糸魚川に出て、国道8号線で親不知を走る。この海岸線は波が荒く、飛騨山脈が日本海に落ち込んでだ断崖絶壁が連なる。8号線からは日本海が一望出来、気持ちのいいドライブだ。市振の海岸に寄って見るとウミネコが沢山いた。


海岸から夕日鑑賞としゃれ込むが、11月になるともう日本海に夕日は落ちず山に落ちる。

・・・残念!


夕食は、糸魚川の地魚料理店「翠家かわせみ」に入る。

まだ5時半だと云うのに、店内はもう満席だ。辛うじて「yayo」と2人分のカウンター席を確保。

この店の見かけはビジネスホテルの食堂風だが、中に入るとなかなかセンスの良いインテリアだ。


まずは、地元の日本海で取れた石鯛(1800円)とイカ(1100円)の刺身と恵比寿ビールで乾杯。

う~ん。新鮮でしっかりとした歯ごたえの刺身、美味い。


その他、色々と注文し日本海の海の幸を満喫した。


「ふうみん」も新潟の地酒を飲み比べて、満足、満足。

■「翠家かわせみ」
・味は ★4つ
・営業時間 17:00~21:00















野沢温泉は、街の中に13カ所の外湯と呼ばれる共同浴場が点在している。

「ふうみん」はここに来るたびに1ヶ所づつ入浴している。

これまで半数ぐらいの外湯に入浴した。


今回は「麻釜湯」に入浴。

泉質は含芒硝-石膏・硫黄泉で、熱いがとても気持ちのいい温泉で◎だ。

■「野沢温泉 麻釜湯」
・営業時間 5:00~23:00
・入浴料 無料


野尻湖に紅葉を見にゆく。

残念な事に、日が出ていなく紅葉は今一だった。

もう、10年近くも前になるであろうか?偶然に立ち寄った、野尻湖の逆光に輝く紅葉の見事さに思わず息をのんだ。

それから、この紅葉の季節になると、時間をつくり野尻湖を訪れている。


野尻湖から近い戸隠高原の「蕎麦処そばの実」に行った。

有名な店だけに多分混んでいるだろうと11時前に行ったが、やはり30分ほど待たされた。

中に入ると、広くゆったりした店内の窓際の席に案内された。

大きく切ったガラス窓から、戸隠高原の晩秋の美しい自然を見ながら、新そばの「十割そば」を待つ。


十割そば(980円)を3枚、天ぷら盛り合わせ(1050円)、そばがき(1050円)を注文。

期待の「十割そば」は甘みとコシがあり、期待通りの味に満足。

天ぷら、そばがきも美味しかった。

■「蕎麦麦そばの実」
・味は ★4つ(30分待つ価値あり)
・営業時間 11:00~16:00


旅の最後に新戸倉温泉「観世温泉」に行く。

温泉の由来は、昭和17年観世音菩薩のお導きにより湧出した温泉との事。

泉質は単純硫黄泉(低張性弱アルカリ性高温泉)の二つの浴槽に二つの源泉の掛け流しだ。

■「新戸倉温泉 観世温泉」
・営業時間 5:30~22:00
・入浴料 300円


中央高速に入り、梓川SAで一休み。

さあ、先ほどの入浴で疲れも取れた、家に帰ろうか。
イサーンの大地走行2000キロプラス 小さな旅のアルバム
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