イサーンの大地走行2000キロプラス チャンパ遺跡への招待 INDEX
クォンミー遺跡


南西側から3基の祠堂を望む

遺跡名
クォンミー (Khuong My)
様式 クアンナム遺跡群 (Quang Nam)
創建年代 10~11世紀
場所 クアンアムダナン省ミータン県タムキー村
入場料 50.000ドン(二人分+ガイド料)
配置図 「チャンパ王国の遺跡と文化」より
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概要 クォンミー遺跡は3基の祠堂が東を向いて建っている。南の祠堂が一番大きく、3基が同時に造営されたものでない事がわかる。クォンミー遺跡は別名チャネ遺跡とも呼ばれる。

クォンミーは大規模な伽藍で、今はその中の三つの祠堂のみが残されている。500メートル東にあるフータン塔の崩壊と密接に関連し、500メートル西にはレンガを用いた井戸があり、20世紀初頭にはここから多くの砂岩の彫像が発見された。

クォンミーはチャンパ建築の傑作といわれている。チャンパの最盛期に建てられた祠堂のレンガの壁には、豊富で多様な装飾様式の素晴らしいレリーフが施さている。

これらを「クォンミー様式」と呼び、ジャワとクメールの影響があるとの事。
行き方 タムキー(Tam Ky)の町から1号線を2キロ走るとタムキー橋がある。そこから西に500メートル行ったところにある。
一口メモ 遺跡を見ていると入口にある管理小屋から男が出て来て祠堂内を暗い懐中電灯で照らす。帰りに二人分の入場料+ガイド料として50.000ドンを支払うが、20.000ドンでよかったかな?と思った。

クォンミー遺跡は3基の祠堂が東を向いて建っている


祠堂の側面の柱形は3つの装飾パートから構成されている。

両脇は渦巻き唐草、中央は菱形の連続花葉文様のレリーフ。

また、破風にはすき間なく覆いつくしたレリーフが施されている。。


小さな神像。


ナーガ像。


屋根のナーガと下には猿の像。


傷みの激しい北祠堂。


北祠堂内部はしっかりとしている。

1000年も経過しているのに天井が開いていないとは、素晴らしい建築技術だ。


北祠堂内部の木製の天井を留める部分か?


北祠堂の前房は崩壊しているが、迫り出し構造の見事さが分る。


クォンミー遺跡には修理のレンガなどが置かれていた。


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