マレーシア国境の情景





タイ一周旅行(2007/09)時、タイ深南部のマレーシア国境に接する都市やタイ南部屈指の商業都市のハジャイに行くつもりだったが、外務省から下記のテロについての渡航情報があり、残念ながら断念し、サトゥン県とソンクラー県のソンクラーに絞って巡る事にした。

…南部3県(ヤラー県、ナラティワート県及びパッタニー県)及びソンクラー県の一部(ハジャイ)において、これら地域への渡航については延期されることをお勧めします。(外務省)



パークバラー(Pak Bara)


416号線を走っていてラングー(Langu)の街中の交差点を本来左折するところ、間違えて直進して4052号線を走り、突き当りのパークバラー(Pak Bara)の港に着いた。この港は、サトゥンから約60キロ北西のタルタオ島へのフェリーの発着港だった。

そのパークバラーの海浜公園から眺めたタルタオ島。タルタオ島の「タルタオ」とはマレー語の「タロートラオ」(たくさんの湾)に由来しているとの事。パークバーラーの港よりタルタオ島間のフェリーの所要時間は約1時間30分。 (2007/09)




フェリーの運航は、11月から4月までの乾季中のベストシーズンのみ。オフシーズンの今は、ほとんどの店舗は閉鎖されていた。(2007/09)




船着場の近くにはソンテウと屋台が出ていたが、オフシーズンのため観光客は居ない。手持ち無沙汰のおばさんたち。(2007/09)



サトゥン(Satun)


サトゥン(Satun)の港の船着場で、海を眺めているとマレーシア方面からフェリーがやって来た。フェリーから乗客が降りるを見ていると、ベール姿の女性がいる。
マレーシアから来た人々だ。(2007/09)




タイとマレーシアの標準時間が1時間違うとは知らなかった。(2007/09)




船着場から、満員のソンテウに乗ってサトゥンに向う人々。(2007/09)




船着場には食堂がなかった。サトゥン市内に食堂を見つけて入ったが、午後2時をまわったせいか店の従業員はテーブルを囲んで食事をしていた。「ふうみん」たちの昼食は、カオパッドにビールとコーラ。なかなか旨い。昼食代は145バーツ。(2007/09)



ソンクラー(Songkhla)


ソンクラー(Songkhla)市内に入ったら、カジュアリナの並木が続く海岸線に出た。サミラビーチ(Samila Beach)だ。ここ、サミラビーチには有名な人魚像がある。後の二つの島は、左がネズミで右が猫だそうだ。近くにはその島に由来したネズミと猫の像が建っていた。

昔ソンクラーの商人が、タイから船で中国へ渡る途中、タイに帰りたがった猫とネズミは、商人の持っていた魔法の玉を盗みタイを目指して泳いだ。しかし、途中で魔法の玉を落としてしまい、海岸を目前に力尽きて沈んでしまった。その沈んだところが島になったそうな。(2007/09)




ソンクラー湖に平行して走るソンクラー市内の裏通りには、古い建物が目に付く。中国とポルトガルの折衷様式の建築物だ。いい雰囲気の街並み。(2007/09)




サミラビーチの人魚像から数百メートル行った海に面した公園の中に、シースポーツレストランと言う屋外レストランがある。灯りが燈されて幻想的だ。海鮮鍋を中心にイカとホタテの揚げ物や海老のサラダなどを頼む。テーブルには海風がそよぎ心地がいい。やはり、屋外で飲むビールはとても旨い。夕食代740バーツ。(2007/09)




民俗博物館(Folklore Museum)は、ヨー島の外れのティンスーラーノン橋の袂の坂を登った丘陵の上にあった。入場料は外国人60バーツ。この民俗博物館は各展示室は31あり、丘陵を利用して建てられた建物を階段で繋いである。

その階段の途中で、素晴らしいソンクラー湖の景色を一望できる。ソンクラー湖で、長さ80km、幅25kmの大きさを持つタイ最大の淡水湖だ。(2007/09)





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