由良温泉「サンリゾート庄内」に投宿。チェックインを済ませ、由良海岸へ。

由良海岸のシンボル「白山島」は、火山性噴火によってできたといわれ、高さ70m、周囲436mの小島。

白山島へは歩いて渡る170mの朱色の橋がある。なかなか風情のある橋だ。

ホテルの支配人によると東北の江ノ島というが、大きさが全然違う。

この白山島に、羽黒山の開祖「蜂子皇子(はちこのおうじ、波知乃子王)」が推古元年(593年)に上陸したという。

蜂子皇子は、父の崇俊天皇が蘇我馬子に暗殺され、馬子から逃れるべく丹後国由良から海を船で北へと向った。

そして、白山島の岩の上で八人の乙女が笛を吹き舞いながら蜂子皇子を導き迎え入れたと云う。

上陸すると3本足の烏(これは絶対に八咫烏でしょう!)に導かれ、羽黒山へとたどり着き開山した。

そんな故事を思い出しながら、眺める夕日は一段と感動的だ。さすが「日本の夕日百選」の事はある。

ホテルの温泉なので余り期待していなかったが、日本海を眺望出来る源泉掛け流しの温泉で、なかなかよいお風呂だ。

日本海の夕日を眺めながらのレストランで海鮮の夕食を摂る。

由良漁港が目の前なので、さすが日本海の海の幸は美味しい。

ボタンえびが美味しかったので刺身の盛り合わせを頼んだら、かなりの量だったが1000円とリーズナブル。



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