イサーンの大地走行2000キロプラス [ ワットプーへの招待 ]



本殿周辺の聖水、象の岩、鰐の岩、蛇の岩




J聖水、K象の岩、L鰐の岩、M蛇の岩





主殿から上記K象の岩のある東側に向う。

先程と違う角度で遺跡群とチャンパサック平原を眺める。

やはり、どの角度から見ても素晴らしい景色だ。



この辺りの遺跡群は6世紀のクメール以前と考える。

先クメールの国家形成と係わる重要な遺跡群だろう。

チャンパサック地域の古代の都市遺跡と関係あるのだろうか?

きれいな円が彫られた石。



大きな自然石の上部が方形に刻まれている。



きれいに加工された階段状の自然石は高い技術水準だ。



方形の中にさらに溝の刻まれた石。



K象の岩



L鰐の岩

人身御供に使用されたと言う。

「ふうみん」はこの岩を見て、日本の飛鳥にある「酒船石」を思い出した。

また、ワニ・人身御供と言うと「因幡の白兎」の説話を思った。皮をむかれた白兎=人身御供と考えると、千数百年の時空を越えて遡る日本とラオスの関係は?

…と、想像するだけでも楽しい。



M蛇の岩

そういえば、飛鳥に「亀石」や「鬼の雪隠」等の巨大石像物があった。

やはり、何か関連が有るのかな?



奥の岩山の洞穴内は、遺物が集められて祭られている。



砂岩のしっかりとした塀。



砂岩の柱がポッンと立っていた。今にも倒れそうだ。



J聖水の横の祭殿。

ペットボトルには聖水が詰められていた。手前の賽銭箱に賽銭を入れて貰うのだろうか?



J聖水は洞窟上部から滴り落ちる水をトタンの樋で集めている。

この聖水が石樋を通して、レンガ造りの祠堂に安置されたヨニ(女性器)の上に置かれたリンガ(男性器・シヴァ神)に注がれていたようだ。

そして、北側に向けて前述のマカラの口から排水された。



「ふうみん」は J聖水を少し飲んでみたが、お腹は大丈夫だった。



まぐさ石が無雑作に置かれていた。



経蔵から西北方面の石組みを望む。

当時のワットプーは、かなり大規模な建築だったのだろう。




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