イサーンの大地走行2000キロプラス タイ(イサーン)のクメール遺跡
タームアントッチ Prasat Ta Muan Toch




タームアントッチ遺跡はとても美しい姿を見せる





遺跡名
PRASAT TA MUAN TOCH
タームアントッチ Prasat Ta Muan Toch
場所 スリン
Surin

Ta Muen Tot
Tambon Ta Mieng, Amphoe Phanom Dong Rak, Chang Wat Surin 32140
位置情報 14.354282, 103.261510
創建年代 バイヨン様式
Bayon Style
見学日 2005年6月
2007年9月
2009年1月
2017年11月

配置図



コメント

●概要…クメール帝国最強の王ジャヤヴァルマン7世は領土内の整備の一環として、102ヶ所の施療院を各地に配置した。

施療院はArogayasala又はKuti Ruesi 、Kuti Rishi(サンスクリット語で仙人の小屋)と呼ばれる。

施療院は主祠堂、経蔵、塔門、周壁、バライからなる小規模の伽藍である。

伽藍は東面し、主軸上には塔門、主祠堂が位置し、塔門から低い周壁が周る。主祠堂と塔門の間には経蔵が配置され、伽藍の北東側にはラテライトで護岸されたバライが設けられている。

「施療院」の詳細な情報については
 を参照下さい。

●行き方…24号線から219号線を南に下ると224号線と交差する。ここを左折して224号線を17キロ走ったバーン・ターミアンの2407号線(標識あり)を右折して10キロほど走った森の中にタームアン遺跡群がある。

タームアン遺跡から500メートル南に進むと、右手にある。

●一口メモ…タームアン遺跡群はジャヤヴァルマン7世の整備した「王道」沿いにある。

最初の「王道」は、もっと西のバイベーグ遺跡を通っていたらしいが、ドンレック山脈を越えるのが比較的易しい、このタームアン遺跡の道に変更になったという。

タイのクメール遺跡の中でも「雰囲気」のある遺跡群だ。「ふうみん」はこの「失われた王道」にロマンを求めて旅立った。

イサーンの宿駅と施療院の分布図



写真
正面から建物の全容を眺める 祠堂は砂岩の上にラテライトが使われている
祠堂の裏側から眺める 祠堂の内部から外を見る
経蔵には緑色の蛇がいた 東南から建物を眺める
建物の右手前に石が置かれていた 東北には20メートル四方のバライがある
遺跡の直ぐそばの道路には、対人地雷の看板 道路沿いのマイルストーンも新しい
タームアントッチ遺跡は静寂の中にあった

2017年11月の訪問時の写真
タームアン遺跡群に行くため、2407号線を走っていると検問所のゲートが閉まっている。

検国境警備兵にパスポートを取り上げられ、このパスポートは帰りに返却するという。

タームアン遺跡群は4度目の訪問になるが、こんな事は初めてだ。

・・・検問所で国境警備兵から、パスポートを返却されて、ホットする「ふうみん」。




タームアン遺跡群配置図






イサーンの大地走行2000キロプラス タイ(イサーン)のクメール遺跡