イサーンの大地走行2000キロプラス タイ(イサーン)のクメール遺跡
プランクー Prang Ku




街中の外れの道路のカーブ際に、ラテライトの祠堂が目の前に現れた





遺跡名

PRANG KU

プランクー Prang Ku
場所 チャイヤプーム
Chaiyaphu

Prang Ku
Tambon Nai Mueang, Amphoe Mueang Chaiyaphum, Chang Wat Chaiyaphum 36000
位置情報 15.806531, 102.044382
創建年代 バイヨン様式
Bayon Style
見学日 2005年11月
2017年11月
配置図



コメント

●概要…クメール帝国最強の王ジャヤヴァルマン7世は領土内の整備の一環として、102ヶ所の施療院を各地に配置した。

施療院はArogayasala又はKuti Ruesi 、Kuti Rishi(サンスクリット語で仙人の小屋)と呼ばれる。

施療院は主祠堂、経蔵、塔門、周壁、バライからなる小規模の伽藍である。

伽藍は東面し、主軸上には塔門、主祠堂が位置し、塔門から低い周壁が周る。主祠堂と塔門の間には経蔵が配置され、伽藍の北東側にはラテライトで護岸されたバライが設けられている。

「施療院」の詳細な情報については
を参照下さい。

アンコール都城からカンチャナブリーのムアンシン遺跡へと通じる王道上に造られた。

祠堂内に置かれた仏像はドヴァラヴァティー時代(6〜10世紀)の大変古いものだ。

●行き方…チャイナプームの市内のジャオプラヤーレーの記念碑のロータリーの東約1キロの道路際にあり分りやすい。

●一口メモ…砂岩の破風やまぐさ石のレリーフが残されているのがうれしい。

イサーンの宿駅と施療院の分布図



写真
チャイナプームの市街地の東にある 典型的な施療院の建物
遺跡前にいた人懐こい犬 東側手前にあるバライには蓮の花が咲いていた
祠堂には砂岩の破風とまぐさ石が残っている 破風の観音菩薩立像のレリーフ
経蔵のレリーフ 祠堂内に置かれた古い仏像
まぐさ石のレリーフはかなり磨耗している

2017年11月訪問時の写真
祠堂の破風に彫られた「観音菩薩立像」とバイヨン様式のまぐさ石
経蔵の破風には人物像らしきものが彫られており、まぐさ石には「乳海攪拌」が彫られている






イサーンの大地走行2000キロプラス タイ(イサーン)のクメール遺跡