イサーンの大地走行2000キロプラス タイ(イサーン)のクメール遺跡
クーカシン Ku Kasingh




ほぼ半壊状態のクーカシン遺跡





遺跡名


クーカシン Ku Kasingh
場所 ロイエット
Roi-Et

Wat Burapa Ku Ka Sing
Tambon Ku Ka Sing, Amphoe Kaset Wisai, Chang Wat Roi Et 45150
位置情報 15.576640, 103.675945
創建年代 バプーオン様式
Baphuon Style
見学日 2004年11月
2006年6月
配置図



コメント

●概要…11世紀に造られたこの遺跡は、仏教寺院(Wat Burapa Ku Ka Sing)の境内にある。東を向いた3基の祠堂と経蔵と楼門が残されており、ラテライトの壁で囲まれている。

いずれの建物も上半分がほぼ全壊状態だ。しかし、入口の砂岩のフレーム上にはかなりの数のまぐさ石が残されている。

建築の目的はシヴァ神の崇拝で、1017〜1087年間のバブーオン様式で造られている。

現在、イサーンの観光名所として発掘と修理に取り組んでいるが、その為か遺跡の裏には大量の石が積まれている。この遺跡も他の遺跡と同様に誰一人いない。

●行き方…カセトーサイから202号線をスワナプーム方面に10キロほど走った所を右折(標識が出ている)して、10数キロほど田舎の集落の道を入った左側の仏教寺院の中にある。

●一口メモ…202号線から10数キロ入るが、途中に標識が全く無く、寺院の入口のにも標識が無いので注意が必要だ。

・2006年6月の再訪時には標識が整備されていた。また、改めて感じたが遺跡の北側に収蔵庫が2つあり、中を覗くとそこは素晴らしいクメール彫刻の宝の山だった。この遺跡の完全な復元を切に望みたい。

写真
入口の砂岩の上にはまぐさ石が残されている ラテライトの石組みはしっかりしている
まぐさ石のレリーフ 象に乗るインドラ神のレリーフ
ナンディ像 祭壇、中央に飾られているのはリンガか?
遺跡の裏に無造作に置かれた砂岩の装飾品 遺跡は仏教寺院の境内にある
二つの蔵庫には、多数の装飾品が保存されている 遺跡までの途中に標識が設置された
遺跡の中から入口方面を望む。赤い車はレンタカー、黄色いクレーン車は遺跡の工事用か?






イサーンの大地走行2000キロプラス タイ(イサーン)のクメール遺跡