イサーンの大地走行2000キロプラス タイ(イサーン)のクメール遺跡
カオプラヴィハーン Khao Phra Viharn  プレアビヒア(Preah Vihear…カンボジア名)




本殿から、カンボジアを望む





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遺跡名

KHAO PHRA VIHARN

(PREAH VIHEAR)

カオプラヴィハーン Khao Phra Viharn
場所 シーサケット
Sisaket

Cause Way
カンボジア
位置情報 14.391540, 104.680164
創建年代 クレアン過渡期〜バプーオン様式
Khleang〜Baphuon Style
見学日 2003年11月
2005年6月
2007年9月
配置図




コメント

●概要…9世紀から300年にかけて、ヤショーヴァルマン1世からスールヤヴァルマン2世までの歴代のクメールの王達によって建立された。

「山の上の聖なる寺院」と名づけられたカオプラヴィハーンは、タイとカンボジア国境上の山頂の傾斜地に長さ900メートルに渡り築かれた山岳テラス型の遺跡である。

国境紛争やカンボジア内戦のポルポト派の地雷の存在などで、遺跡の公開を閉鎖する事が多く長年「幻の遺跡」と呼ばれている。

タイとカンボジア国境上のドンレック山脈の600メートルの断崖上にあるカオプラヴィハーンは、1962年ハーグの国際法廷で寺院の敷地内はカンボジア領で入口はタイ領との判決を下した。

この裁判結果は政治裁判であり、アメリカのカンボジアに対する政治的配慮があったと言われる。

●行き方…ウボンラチャターニーから2178号線を南に進み、ベンチャラックで2085号線に道なりに入る。そして24号線の交差点をそのまま進み、カンターララックで221号線に入る。ここの所が少し迷うかもしれないが南に進めば直ぐに合流できる。

221号線を南に進むと国立公園の入口のゲートがある。400バーツ払いそのまま進んだ突き当りがカオプラヴィハーンだ。初めてでも2時間。慣れれば1時間半で着く。

●一口メモ…イサーンにあるクメール遺跡の白眉だろう。朽ち果てて放置された遺跡の素晴らしさと、600メートルの断崖の山上から眺めるカンボジアの大熱帯雨林は感動の一言だ。

ただ、カンボジアの子供の物売りが目障りでうるさい……仕方がないのかも知れないが?

・入場料金、
 タイ側は400バーツ
 カンボジア側は200バーツ
 公開時間〜16:00

・2007年9月の訪問時の写真や感想は、上記「カオプラヴィハーンへの招待」のサイトに詳しく掲載しています。
・2008年7月、世界遺産に登録される。
・2008年7月、国境紛争で遺跡は閉鎖中。


資料



カンボジアの100リエル紙幣の裏面に印刷されたカオプラヴィハーン遺跡の鳥瞰図




遺跡の断面図
・入口から第1楼門まで156メートル ・第2楼門まで320メートル
・第3楼門まで167メートル ・第4楼門まで62メートル
・遺跡の全長は850メートルにも及ぶ

写真
カオプラヴィハーン国立公園の入口、一人400バーツ タイ・カンボジア国境の金網
カンボジア側の入口、一人200バーツ カオプラヴィハーンの入口、プレアビヒアと書いてある
急角度の階段 獅子像と一対のナーガ像
階段の上のナーガのテラス 第一楼門、カンボジアの国旗が掲揚されている
第二楼門までの270メートルの参道 バライと獅子像
第二楼門の階段 第二楼門
「乳海攪拌」のレリーフ
第三楼門
「ナンディンに乗るシヴァ神と妻のウマ」のレリーフ 第四楼門
中央祠堂 中央祠堂の裏の中央塔は完全に崩壊している
しっかりと残っている回廊、アンコールワットの原点だ
カオプラヴィハーンの頂上からカンボジアの大平原を望む






イサーンの大地走行2000キロプラス タイ(イサーン)のクメール遺跡