イサーンの大地走行2000キロプラス タイ(イサーン)のクメール遺跡
パノムワン Prasat Phanom Wan




参道から本殿を望む





遺跡名
パノムワン Prasat Phanom Wan
場所 ナコンラチャシーマー
Nakhon Ratchasima

1005 Rural Rd., Mueang Nakhon Ratchasima, Amphoe Mueang Nakhon Ratchasima, Chang Wat Nakhon Ratchasima 30310
位置情報 15.025119, 102.193687
創建年代 バケン様式
Bakheng Style
見学日 2003年11月
2004年11月
2017年11月
配置図



コメント

●概要…プラサートヒンパノムワン、またはパノムワンとよばれるクメール遺跡で、その歴史は12世紀に遡る。

この地域は、古代クメール王朝に栄えた町「ラタナプラ」という名でも知られている。出土した経典によると、遺跡はもともとヒンドゥー寺院であり、のちに仏教寺院となった。

この遺跡は、クメール様式の美しい建築スタイルが特徴で、10年以上続いた復元作業はつい最近終了した。

砂岩で出来た主祠堂は、東を向いて建てられている。その前には「マンダバ」と呼ばれる拝殿があり、長さ25、5m、幅10、2mの歩道で結ばれている。

南西には「ブランノイ」という建物があり、仏像が納められている。遺跡のラテライトの壁の東西南北には、楼門が設けられている。

●行き方…ナコンラチャシーマーから2号線で、コンケーン方面に15キロ走り、右折して5キロほど走った行き止まりのバンマカ地区にある。

●一口メモ…10年以上続いた復元作業は終ったはずだが、遺跡の裏にはたくさんの石が放置されている。創建当時はかなり大規模な建物だったと推察される。

写真
パノムワン遺跡の正面入口 回廊
砂岩で出来た主祠堂 アユタヤ時代の仏像
主祠堂全景 まぐさ石は磨耗が激しい
遺跡の南裏にある石の列、これで修理は終ったのか? レンガの基壇があった発掘保存現場
遺跡の裏に放置された石 遺跡の裏に放置された石
西北側から眺めたパノムワン遺跡

2017年11月訪問時の写真
パノムワン遺跡に来てビックリした。主祠堂の塔が再建されている。前回、訪問したのが2004年の11月だから13年振りになる。やはり、遺跡の再訪問は必要だと痛感した。
新しい白い石で作られた主祠堂と前堂(マンダバ)。この二つの建物をセットで見ると見るとやはりいい。タイ式修理などと小ばかにしていたが、考えを改めないといけないと思った。






イサーンの大地走行2000キロプラス タイ(イサーン)のクメール遺跡