■行程5日目>メコン街道をノンカーイへ



think net




■5:45

ホテルの部屋のカーテンを開けたままの窓越しに、朝焼けが見える。

部屋の中が少し明るくなって来た。

早速、カメラを片手にホテルの裏庭に出る。



■5:57 このリバービューホテルは、メコンの朝日を望む一等地にある。メコンの朝日を見る為に、カーテンを開ける部屋があちこちに見られる。

対岸のラオスの石灰岩の奇妙な形の山並みに朝もやが立ち込め、幻想的な光景をかもし出す。



■6:10 メコンの朝日を満喫して部屋に戻る。「yayo」は外に出ずに、部屋でず~っと日が昇るのを眺めていた。


■6:12

メコンを横断して、送電線が通っている。

どちらから、どちらに電気が送られているのかな?

帰国してから調べてみると、電気はラオスの重要な輸出品の一つだった。


■6:32

朝早く起きたので早目にレストランに行くと、一組の客の他誰もいない。

ビュッフェ方式の料理は品数が豊富で味もよい。

メコンの朝日を見ながらの朝食と洒落込む。


■7:54

朝日に照らされるナコンパノムの街並み。


■8:02

ホテルを出発し、メコン沿いの道を走ろう。

今日は特に見なくてはならない場所も無い。メコン沿いの道をただただ走るだけだ。

その途中に気に入った場所があれば寄ってみよう。


■8:15

ベトナム時計台から、スントーンウイチット通りのメコン沿いの並木道を走る。

右手にラオスの山々を見ながら快調に走るが、支流の川で道は行き止まりだった。


■8:20

仕方がない、Uターンして212号線に出る。

今日泊まるノンカーイまで310キロの標識が出ている。


■9:00

プラタートテャウテェンを見学、プラタートパノムに似ている。


■9:21

フアイソンクラームのツウカラーリバーの風景。

よく見ると右手からの小さな川との合流地点では、少し色の違うのが分る。

コンチアムのツウカラーリバーとは規模が違うが、これもまた由とする。


■10:19

メコン沿いの、のどかな212号を走る。


■10:49

テャムフン滝に寄り道をする。

212号線から十キロ以上入った所がゲートになっていた。

駐車場や休憩所、それにゲートにも誰もいない。

地図を見ると、滝まではだいぶ歩かなくてはならないので、残念だがここで断念。


■11:02

ブンカン手前でメコンが見えた。

車を止めて写真を撮る。

ここまで「メコン街道」を走って来たが、こんなにしっかりと道路沿にメコンが見えたのは初めてだった。


■11:36

ブンカンに寄る。

ここも、メコン沿いには遊歩道がきれいに整備されている。

対岸はラオスのパクサンになる。


■11:37

ブンカンのメコンの河川敷には畑があった。


■11:40

ブンカンのメコン沿いの道を適当なレストランを探して往復し、中ほどのレストランに入る。

言葉は全く通じない。とりあえず、ビールとコーラを注文。

それと料理はソムタム、ガイヤーン、カオニヤオを注文する。

店員の男の子は少し考えてフロントに行き、帰ってきてOKだという。


■11:56

ビールを飲んでいると、先程の店員がバイクに乗って出かけていった。

10分後、買物袋を手にして帰って来た。わざわざ先程注文した料理を外で買って来てくれたのだ。

ソムタムには唐辛子が10本以上入っており、まさにタイ人向けだ。

ガイヤーンが旨い。今まで食べた中で一番旨い。


■12:10

他のテーブル客の料理が見た目にも美味しそうだ。多分ここの名物料理かもしれない。

「ふうみん」は近くに寄って指差しでスープとオムレツをたのむ。この料理は旨かった。

午後のひと時、充実した昼食を終え勘定を頼む。料理にビール2本とコーラ2本で234バーツと安い。

車に乗り込むと、店員があわてて飛んでくる。

先程の買い物代の140バーツを請求された。どおりで安かった訳だ。


■13:32

ガソリンスタンドに寄り給油し、しばし休息を取る。

29リットル。
620バーツ。


…そして、また「メコン街道」の212号線を走る。


■14:12

ポーンピサイは、10月17日(タイの太陰暦の11月15日の漸大月)の夜に竜王様(神聖なナーガ)が、火の玉を加えてメコンから飛び立つ事で有名な場所だ。

巨大な火の玉は、集団ヒステリー、ラオスの兵隊が空に向けて撃ったライフル、川底に閉じ込められたメタンガスの放出、それとも竜王様か?等と色々な説がある。

これは、つい1ヶ月前の事で、ネットの掲示板にも書き込みがあった。


■14:12

メコンの水面をよく見渡したが、何の変哲も無い流れだった。

周辺は竜王の彫刻と電飾だけがその面影をとどめている。


■14:55

ワットケークは、1996年に亡くなったラオス人のルアンポーブンルアスリラットによって1976年に建てられた。

ヒンドゥー寺院というより、新興宗教の聖地といった趣だ。

ルアンポーは、1975年にラオスが共産主義者に占拠されるとタイに亡命してきた。


■14:57

まさに不思議な寺院、光景だ。


■15:03

見て回っている内に、これは寺院というより、遊園地かテーマパークだと思った。

タイガーバームガーデンだと思って見ると、宗教観から離れて気楽に鑑賞できる。


■15:07

ルアンポーの遺体は、この建物の上の部屋のガラスのドームに安置されている。

部屋は公開されていないが、ルアンポーの遺体の髪は今でも伸び続けているらしい。

ルアンポーがタイに亡命する前に居たラオスのビエンチャンにも、やはりここと同じような寺院ワットシェンクアンがあるが、このワットケークより彫刻は稚拙との事。


■15:08

寺の建物に入りルアンポーの写真を見たら、全くイメージと異なっていた。

こんな奇妙な建造物を立てるような人物には見えない。


■15:22

ワットケークから10分も走ると、ノンカーイ市内に入る。

まず、道路標識に従ってタイ・ラオス友好橋に行った。

ビエンチャンと書かれた道路標識が何といっても魅力的だった。


■15:25

突き当りを右折して走って行くと、そこはもうイミグレの窓口だった。

後には車がおり、バックも出来ない。

仕方が無い、イミグレの係員に大きな声で、Uターン、Uターンとジェスチャーを交えて叫ぶ。

係員は100メートルぐらい先を指さして、やはりジェスチャーでUターンを示す。

100メートルほど走りUターンして戻る。…少し冷や汗をかいた。


■15:32

ノンカーイの旧鉄道駅。


■15:46

今晩の宿、メコンロイヤルホテルにチェックイン。

窓から、メコン越しに対岸のラオスが見える。


■15:46

メコンにかかるタイ・ラオス友好橋。


■16:58

メコンロイヤルホテルは、前日のリバービューに比べると明らかに格が落ちる。

あくまでも地元のホテルといった感じで、全体が安普請だ。

ただし部屋の窓からは、メコン、友好橋と対岸のラオスがよく見える。


■17:00

メコンの夕日を見にホテルの裏庭に出る。

メコンの岸に続き、川の中の干上がった川辺に出られる。

そこに入り写真を撮る。



■17:39 メコンに沈む夕日。タイ側のロケーションで、メコンに沈む夕日を見られる場所は少ない。


■19:05

一つ困った事が起きた。今回の旅で、デジカメのSDメモリーカードを二つ(128MBと64MB)持ってきたが、容量が足りなくなった。

タイの田舎で手に入れるのは、スーパーの「BIG-C」か「ロータス」がいいが、ウボンからここまでの街道沿いでは見かけなかった。

ノンカーイには在るかも知れないと思い、街中を走るがなかなか見つからない。


■19:10

郊外の方が敷地の関係であるはずだと思い、212号線と2号線の交差点近くを走ると「ロータス」らしいネオンが見えた。

近くに行くとやはり「ロータス」だ。

ここでSDメモリーカードを買う。SUNDISKの128MBが1290バーツ、PANASONICの64MBが1290バーツ。

当然、安いSUNDISKを購入。

また、ここの本屋で気に入った地図を購入。300バーツ。


■19:25

時間が掛かったので、この「ロータス」のフードコートで夕食とする。

代金はビール、コーラの飲みものを含めて100バーツぐらいだった。

ここでデザートの果物を買い、ホテルでゆっくり食べる。

「ふうみん」は、日本酒をロックでのみ寝酒とする。




Back Next Index