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■06:21 昨晩のタイマッサージで熟睡したせいか、5時過ぎに眼が覚める。ホテルの外を見ると少し白んで来た。早速、着替えてレンタカーでロイエットの街角ウオッチングに出かける。
ロイエットは歴史のある街だ。ロイエットには城門が11あり、11の属領に囲まれていた。ロイエットとは「101」という意味で、これは11の数字の誇張だと言われている。
街の真ん中に大きな池のプラーンチャイ池がある。その周りは木々に囲まれている公園があり、人々が散歩やジョギングをしている。そこの、朝日が昇りロイエットの街に日が差し始める。 |
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■06:22
公園の横の寺院に朝日が当たる寺院。 |
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■06:29
タイで一番高い67.85メートルのプラプッタラッタナーモンコンマハーマニー大仏が黄金色に輝く。 |
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■06:31
その寺院の境内にある学校のグランドでは、もう少年達がサッカーに興じている。 |
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■06:37
ロイエットシティホテルの直ぐ裏はお堀になっており、釣り船が出ている。
堀の水も中々に綺麗だ。その堀に架かる橋の上からも大仏がよく見える。 |
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■06:37
街中では、屋台を引いて街中に急ぐ人が居る。
托鉢の僧の行列が通る。犬が道路に寝そべっている。
1時間ほどの街角ウオッチングを終えロイエットシティホテルに戻る。 |
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■07:10
ロイエットシティホテルの朝食はセットメニューだった。
ビュッフェ方式がいいのだが、残念だが宿泊客が少ないので仕方がない。
量と味は合格点だ。 |
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■08:01
クメール遺跡のプランクーを目指して出発する。
この遺跡はヤソトーンに向かう23号線沿いにあると思い、近くの警察に聞いて簡単な地図を書いてもらい捜すが分らず。
又戻って同じ警察に聞くのは何だか厭で、近くのハイウエー警察で聞く。 |
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■08:51
どうも道が1本違う様だ。
23号線沿いでは無く、ロイエット空港に向かう2044号線沿いに在るみたいだ。
もと来た道を戻り、捜し始めてから1時間程かかってプランクー遺跡に着いた。
昨日の事もあり、宝探しのゲーム感覚で、所詮「道楽」だと思って捜す事にする。
そうすれば何もあせる事は全く無い。 |
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■09:00 強い朝日を浴びて美しいシルエットのプランクー遺跡が仏教寺院の中にあった。かつて「アロカヤサン」とよばれる、ジャヤヴァルマン7世が102ヶ所に設置した病院の一つである。中央に祠堂、両脇に経蔵があり、ラテライトの壁で囲んでいる。
東側に入口を配し、右手前にはバライがある。典型的な病院のスタイルを知るには格好の遺跡だ。 |
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■09:02
正面の門と中央祠堂は東側を向いている。
そこに朝日が当たる。クメール遺跡は午前中に撮影するのが良い。 |
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■09:03
写真を撮っていると遺跡の寺院の敷地内に家があり、飼っている犬が「ふうみん」たちに向ってうるさく吠える。
するとその犬を叱る声がする。
振り返って見ると男の人が木陰で安楽椅子にゆったりと座って居た。
…のどかな朝の情景だ。 |
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■09:09
この遺跡を出た道の反対側にも遺跡の基壇の石組みがあった。
昔は大きな規模の建物だったのだろうと思った。 |
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■09:25
ガソリンスタンドに給油とトイレ休憩の為による。
ここにはセブンイレブンとコーヒーシヨップが併設されていた。
ガソリンはレギュラーのオクタン価91を入れる。
給油口の裏にオクタン価91のシールが貼られているので、入れ間違う事は無い。
ちなみにハイオクガソリンはオクタン価97で日本の100に比べると少し低い。 |
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■09:25
昨日の給油から465キロ走行し31ℓ入れた。
1ℓ当たり15キロだ。燃費はいい。
ガソリンは1ℓあたり21バーツで、昨年の15バーツに比べ原油高で4割も高かった。 |
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■10:42
プラタートコンカオノイの遺跡を捜す。
ヤソトーンの23号線沿いに在るはずだ。
近くにノイ(noi…タイ語で小さいという意味)と付く標識があったので行ったら違う寺だった。 |
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■11:05
数人の人に聞いて、やっとプラタートコンカオノイを捜した。
この遺跡はアユタヤ後期に建てられたレンガとしっくい造りの古い仏塔。
クメール遺跡でないのでガッカリした。
先程のプランクー遺跡の道を間違えた事といい、今日はツイて無いのかも知れない。 |
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■11:07
このコンカオノイとはタイ語で「小さなもち米の籠」を意味する。
…炎天下働いていた若い農夫が、母が持ってきた弁当が「小さなもち米の籠」に入っていたので、頭に来て発作的に母を殺してしまい、罪を償うために建立したとの由来が伝えられている。 |
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■11:18
ウボンに向かう23号線は乾季の輝く日を浴びて、陸稲の黄金色が輝く。
いかにも典型的なイサーンの大地といった風景の中、車は快調に走行する。 |
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■11:35
途中「プラタート Ku Chan」との標識が出ており、Kuはクメールの「クー」だと思い立ち寄るが、クメール遺跡ではなかった。
帰って来てから調べたら「クー」は内部に出入り出来る空洞のある小さめの仏塔を意味するとの事だった。 |
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■11:41
この辺りの小さな集落は高床式の典型的なイサーン農家の建物だった。 |
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■11:44 まさに、イサーンの大地の中を走行する。素晴しい風景が展開する。 |
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■12:53
ウボン市内に入る。
昨年3泊し市内の道路はよく分る。
とても懐かしい。又こんなタイの辺鄙な都市に来るなんて、少し前までは思っても居なかった。
昼食はインドチーンというレストランに行こう。
ここのベトナム料理は美味しい。 |
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■13:15
昨年と同じネームヌアンとベトナムヌードルを注文する。
ネームヌアンとは、スパーシーな豚肉のソーセージと、レタスの葉等の野菜とスターフルーツやにんにく、唐辛子等の香辛料を水で戻したライスペーパーに包んで食べる料理だ。 |
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■13:18
まずは、氷の入った旨いビールを飲む。
雰囲気のよいレストランと美味い料理。
ゆったりとした時間が流れる午後のひと時、幸せな時間を過ごす。 |
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■14:01
インドチーンの洒落た店内のインテリア。 |
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■14:36
食後、車で懐かしいウボンの市内を巡る。
途中マットミーの店メーピーに寄るが、気に入った織物が無かった。 |
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■15:03
ムーン川の岸辺に出て、しばし休息する。 |
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■15:03
昨年の夏、ガイドブックでウボン市内の地図を見ていて、「Moon River」の名前を見つけた。
この名前に誘惑されて来たのが、ウボンことウボンラチャターニーだった。 |
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■15:14
ムンリバーを渡ると隣のワーリンチャムラープ市に入る。
タイ東北線の終点のウボン駅に寄る。
…ウボン駅はウボン市内にあるのではなく、隣のワーリンチャムラープ市にあるので注意が必要だ。 |
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■15:14
ウボン駅前には蒸気機関車が展示されていた。 |
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■15:38
ウボン駅から、217号線をビブンマサハーンへ向かう。
相変わらずのよい道路を100キロ超で走行する。
このビブンマサハーンの街中のガソリンスタンドで夕立にあう。乾季では珍しい。
今回の旅行で、雨はこの時だけだった。
217号線のT字路を左折して、2222号線に入る。 |
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■16:20
昨年この道を走っていて気になる店があった。
銅鑼の様な物を店先に吊るしていた。売り物なのだろうか?
その後、トーセンコンチアムリゾートへ昼食に寄ったら、ホテルのショップでこの銅鑼の小型の物を売っていた。
多分、この地方の特産物なのだろう。
今回、是非にも銅鑼の売店に寄って見たい。 |
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■16:25
目指す店があった。よく見るとやはり銅鑼だ!
後で調べると、この村の主要産業で寺院やタイの伝統的な楽団で使用している物だ。
記念に一つ買う事にする。適当な大きさの物を指差して聞いたら、800バーツと言う。一応、600バーツと言ってみる。
店員が700バーツなら「OK」と言うので、この値段で購入した。
なかなかいい音色がするし、部屋のインテリアとしてもいい。 |
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■16:54 そのまま道なりに走ると、2222号線終点のムーンリバーの河口に出た。橋の上から見ると、河口に夕日が差し込み漁船のシルエットが川面に浮かぶ美しい光景だ。 |
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■17:13 憧れのトーセンコンチアムリゾートへチェックインする。バンコクから700キロも遠く離れた辺境のホテルに来た甲斐がある見事な景色だ。 |
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■17:15
ホテルのメコン沿いの道を散策する。
後、数分で暗くなる。
先程の雨もやみ川風がさわやかだ。いや寒いぐらいだ。 |
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■17:20
夕暮れのホテルの部屋のベランダに出る。
ベランダの目の前に雄大なメコンが流れ、対岸のラオスの民家が小さく見える。 |
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■18:31
夕食には「ふうみん」はおろし立てのピンクのチェックのシャツ、「yayo」は紺色のツーピースと少し洒落込んでディナーに望む。
レストランの一番メコン寄りの席に座る。メコンは闇の中でかすかに分る。
対岸のラオスの民家の明かりが小さく見える。
気持ちのいい川風のもと、ろうそくの灯りに照らされ、最高のシチュエーションだ。 |
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■18:32
そして、ここの川魚は美味い。
大なまず「プラーブック」のフライをメインに、豆腐の餡かけ、魚のスープとカオパッドを頼む。
最初はビールだが、「ふうみん」は、ここで成田の免税店で買った日本酒をおもむろに取り出す。
氷を頼み日本酒のオンザロックでこの料理を食す。
ボーイ達も始めて見る日本酒に興味津々だった。 |
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■19:50
この晩は、素晴らしいシチュエーションと美味い料理。
そして異国で飲む日本酒とロマンチックなろうそくの灯り、それに漆黒のメコンと舞台と役者が揃い最高のディナーだった。
…満足、満足。メコンの夜は静かに更けていった。
横を流れるメコンの川面は、漆黒の闇に包まれていた。 |