12、堅い本

題名 新東洋事情
著者 深田祐介
出版社 文芸春秋社
発行日 1988.06.05
定価 1000円
★世界の巨大経済圏に成長したアジアの諸地域を巡り、その驚くべき変貌ぶり、日本企業の活躍と、現地における文化摩擦の実情などを、エピソード豊富に報告する。『文芸春秋』読者賞受賞の傑作レポート。

★微笑みの国タイのタブー
★三河でタイ王室の話
★なぜタイ・ブームなのか
★強大なタイ王室の支配力
★君臨し統治するする国王
★アジアの激情の抑止力
★タイ皇太子不敬事件の意味
★タイの将来に漂う不安


題名 新・新東洋事情
著者 深田祐介
出版社 文芸春秋社
発行日 1991.01.15
定価 1200円
★日本企業が一極集中する「21世紀の大国・タイ」の悩みを初め、世界経済の第二の中心地・アジアの国々の知られざる変貌ぶりと進出日本企業の動向を伝える、驚愕のレポート。

★タイ駐在技術者は何故殺されたのか…2万人を越えるタイ駐在日本人にとって、東洋エンジニアリング技師射殺事件はまさに衝撃的だった
★「合掌の国」へ日本企業が一極集中…日本企業の進出ブームの下で急発展する、この「21世紀の大国」が抱える問題とは
★アジア各地の、新聞TVに報道されない激変ぶりと対日関係を紹介


題名 アジアの財閥と業界地図
著者 藤原宏、田中恒夫
出版社 日本実業出版社
発行日 1996.12.15
定価 1500円
★タイの財閥と業界地図を紹介

★サイアム・セメント・グループ
★CPグループ
★バンコク銀行グループ
★TPIグループ
★サハウィリヤー・グループ
★チナワット・グループ
★その他の業界

★それぞれの業界の内容が良く分かる。改めてタイの経済に於ける華僑系が強い事を確認した。


題名 タイの田舎から日本が見える
著者 山下惣一
出版社 社団法人 農村漁村文化協会
発行日 1996.11.30
定価 1600円
★タイの村々を訪ね、農村の実態を綴った前著「タマネギ畑で涙して」から6年。再びタイの同じ村を訪ね同じ人に会いにいく。ダムになった村、森を守りぬいたステビアの村、有機農業をすすめる人々などを取材。

★イサーンのカラシン県のサイナワン村をはじめ田舎の村々や森林破壊事が詳しく載っている。


題名 アジア発、ボランティア日記
著者 秦辰也
出版社 岩波新書
発行日 1994.01.17
定価 900円
いま日本はボランティアばやり。しかし、その実態は余りにも知られていない。一九八四年、カンボジア難民問題に触発されて、ボランティアとしてタイに投じた著者が豊富な経験にもとづいて、アジアの民衆にとけこんで活動する日本人たちの喜びと生きがいの真実の記録を綴った書下し。

★「タイ東北部の渇いた大地」の章にはイサーンのユーカリ栽培や森林保護活動。チェンカーンとパクチョムでの小学校を対象とした移動図書館活動が載っている。


題名 東南アジア歴史散歩
著者 永積昭
出版社 東京大学出版会
発行日 1986.06.10
定価 1500円
東南アジアの世界に見つけたキラリと輝く物語。日本と日本人の、かの地との歴史的連鎖に目を向けながらまとめあげた、エッセーの束―。

★「象と東南アジア」編にアユタヤ王朝の話が載っている。何度もアユタヤに行ったが、野生の象を捕まえる囲いを見に行かなかったのは返す返すも残念だ。


題名 タイ少女白書/僕らのNGO物語
著者 藤岡和幸
出版社 文芸社
発行日 1999.02.15
定価 1200円
自分の中で何かが変わることを期待してタイに渡った。NGO活動に参入して目にしたタイの現状とその中で再考した人間の生きる意味とは…。

★NGO、少女売春、貧困…何も好き好んで、こういうテーマの本を買うつもりは全く無かったが、目次を見たら「イサーン」の文字に誘われて、つい買ってしまった。
★読んでみたら、意外に読みやすく内容も良かった。女の子「ジャップ」の住んでいるノンカイのナクン村へ行って見よう。
★イサーンの語源は、古代インド語イサナ(東北)のタイ・ラオス語式発音からイサーンとなったと言う。


題名 タイ
著者 安田靖
出版社 中公文庫
発行日 1997.04.30
定価 660円
★変貌する白像の国
豊かな自然を背景にした農業国から農工国へ、そしてNIESを追う工業国へ。発展途上国の模範生といわれたタイが変わりつつある。同時に、仏教や国王など伝統的価値をめぐる意識の変化、貧富の格差、エリートと一般労働者の断絶、官民の相互不信と、近代化に伴う軋轢もまた激しい。農産物、工業製品を中心に日本との連携を強めつつ近代化の道を歩むタイの実像を、経済援助と開発で深くかかわった著者が愛情をこめて描写する。


題名 タイ・フルブランチへの道
著者 米田敬智
出版社 中公文庫
発行日 1998.12.20
定価 720円
★産業金融の現場から
1990年、著者はタイに赴任する。任務はバンコック事務所をフルブランチ(総合支店)化すること。タイが高度成長、金融の自由化などを通じて国際的存在感を強めてゆくなかで単身タイ社会に飛び込んだ著者は、産業金融の実践を通じてタイの金融経済の営みに深く関わり、同時にタイの文化と人々の魅力に強く惹かれてゆく。タイをはじめアジアへの想いを貫き、帰国の途についたのは、念願のライセンスを獲得した七年後のことであった。金融を通してタイ経済に貢献。総合支店免許を目指した七年。