11、タイ>バンコク>ワットプラケオ>1999・01


ワットプラケオはきらびやかな寺院だ

チャオプラヤ川から見たワットプラケオ

門番のヤック(鬼)像






ワットプラケオは、エメラルド仏が鎮座する王室の菩提寺として、タイで最も高い格式を誇る。

グリーン、オレンジ、金色に彩られた鮮やかな屋根は、畳み掛けるように重なり美しい造形美を示す。

この美しい屋根を持つ寺院は、数々の飾りや精巧な彫刻が施され、初めて訪れた時には眼を瞠ったが、その後数回訪れても、きらびやかな彩りには改めて驚く。

本尊のエメラルド仏は、1778年にラオスのヴエンチャンに遠征した際、ラマ1世が戦利品として持ち帰ったものだ。最初ワットアルンに安置されていたが、ワットプラケオの完成と共に移された。

しかし、このエメラルド仏は15世紀にはチェンマイのワットチェディルアンに鎮座していた事もある。

この話を聞くと、改めてインドシナ地域の歴史を考えざるを得ない。

アユタヤのビルマ軍に破壊された寺院や、首を落とされた仏像が脳裏に浮かんだ。