6、台湾>高雄>1986・11


「六合二路」の屋台街で
汁ソバを食べる「ふうみん」


蓮花潭の竜虎塔は
竜の口から入り虎の口から出る

台北の圓山大飯店の2/3の規模
だというが、それでも巨大である。

高雄のホテルは居心地が良い
圓山大飯店にしている。




台湾第二の都会、高雄には3回行った。行く度ごとに発展して行く、このスピード速さには驚くばかりだ。最初行った時、オートバイの多さと3人乗り、4人乗りにびっくりしたが、慣れてくると高雄に来たなと思うようになった。

高雄の夜は、「六合二路」の屋台に出かける。「六合二路」は夜になると500メートル程にわたり屋台街となる。「六合二路夜市」だ。

「ふうみん」は、この屋台街の雑然とした雰囲気が好きだ。東南アジア特有の光景で、色々な屋台が出ているので、好きな屋台に座り台湾ビールを飲みながらB級グルメを楽しむ。

また、路上を見るといくつもの赤いシミがついている。檳榔(ビンロウ)を噛んだ人が吐き出した跡だ。檳榔樹の実にキンマの実と石灰をはさみ、ガムの様に噛む。刺激性がありちょっとしたトリップ感が味わえるが、口の中が赤くなるので注意しょう。

高雄のホテルは圓山大飯店にしている。蒋介石が作った世界的な台北の圓山大飯店の2/3の規模だというが、それでも巨大である。天井の高いゆったりとしたスペースはとても居心地が良い。

朝、ホテルの前の芝生には近所の人が集まって太極拳をしている。いかにも、台湾らしい朝だ。

近くの蓮花潭に竜虎塔がある。ジグザグの橋を渡り、竜の口から入り虎の口から出る。間違っても虎の口から入ってはいけない。

これは虎の口から出た者は「災いから逃れられる」という中国のことわざ「虎口逃生」にもとずいている。順路どおりに歩けば大丈夫だから、心配するにはおよばない。