季刊フィルム
1968・10・25発行
フィルムアート社
定価 550円 |
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「季刊フィルム」の創刊号 |
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第2号の目次のチラシ |
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「季刊フィルム」創刊号 1968年10月25日発行
特集1=感覚の解放
特集2=ジャン・リュック・ゴダール |
この創刊号には、ジャン・リュック・ゴダール特集で「中国女」のシナリオが載せてあり、2号には同じくゴダールの「ウイークエンド」が載せてある。
「季刊フィルム」は、草月シネマテークの活動をきっかけとして誕生した芸術的、政治的にもラディカルな雑誌でこの時代の雰囲気をよく感じさせる。
1969年10月開催予定のフィルム・アート・フェステバルが「審査をしたり、賞をあたえる事が体制的」との杉並シネクラブ、ニューズリール一派、反博派などの反対派の妨害により全面中止に至った。
ラディカルな雑誌の編集者達が他のラディカルな反対派によって糾弾された。まさに60年代末期、70年安保を控えた時代的な思想背景があったと思う。
あの時代の熱気と喧騒が今は懐かしく思える。 |
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