イサーンの大地走行2000キロプラス ひとりごと

74、土偶の邂逅 2024.06.22


八幡平市博物館 山形大学附属博物館


60年と90年振りに邂逅した土偶

このところ年齢や体調等を考えて、海外へのクメールやヒンドゥー教の遺跡巡りは休止し、国内の縄文の遺跡や遺物を求めて各地を巡っていると、土偶は意図的に壊されて別々な場所に放棄されている場合が多い事を知った。

しかし、数千年前に分かれた部分が発掘されて、60年とか90年ぶりに邂逅した話を聞くと、何とも素晴らしくロマンのある話だと思った。

・八幡平市博物館の土偶
この遮光器土偶に似た土偶の上半身部は、地元民が遺跡の西側で発見。下半身部は、1953年に慶応大学が発掘調査時に出土し、同大学が保管していた。2012年に上下が同一個体と判明し、60年を経て一つになったという。

・山形大学附属博物館の土偶
2018年に結髪土偶(縄文時代晩期、寒河江市石田遺跡出土)の左脚が、寒河江市に所蔵されているものと90年ぶりにわかった。クラウドファンディングでの支援を得、土偶の接合や展示ケース等の費用を調達したという。

縄文土偶のチャンピオンは、何といっても「愛称:しゃこちゃん」の東京国立博物館所蔵の「遮光器土偶」だろう。

この土偶は、重文指定で何故か国宝になっていない。その理由は、出土した状況がわからないからだという。上記の土偶のように、失なわれ左足の部分がどこからか見つかれば、直ぐにも国宝に指定されるだろう。「ふうみん」は、そのロマン溢れる「邂逅」を期待したいと思う。

東京国立博物館所蔵の「遮光器土偶」


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