イサーンの大地走行2000キロプラス ひとりごと
69、GoToトラベル(蓼科)の旅 2020.10.26

「御射鹿池」は、東山魁夷の有名な作品「緑響く」のモチーフになったところ



GoToトラベルを利用して蓼科温泉に行ってきました


7月下旬から始まった新型コロナの需要喚起策「Go To トラベル キャンペーン」を待って居られず、6月に「Go To 先取の旅」に出かけたが、今回は、「GoToトラベル」を利用して蓼科温泉に行ってきました。

毎年の様に秋には「紅葉と新そばと温泉」の旅が恒例行事の様になっているが、今回は大好きな草津温泉は6月に行ったので、似たような泉質の温泉を信州で探したところ、「蓼科三室温泉」の泉質が似ているという。

この酸性泉は、蓼科三室平に68度~90度で湧き出ていて、PH2.9という酸性度の高い温泉だ。成分は、ナトリウム・塩化物・硫酸塩泉で殺菌力に優れ、慢性皮膚病、アトピー性皮膚炎、消化器病、筋肉痛、関節痛、糖尿病などに効能があり、美肌効果も高いという。

この源泉を引いている「リゾートホテル蓼科」を予約した。一泊2食付きのツインルームが2人で25,000円の所、35%引きの16,250円になり、15%相当のクーポン券が4,000円貰えるという。すなわち、合計で12,750円の割引で支払額は12,250円ということとなり、実に51%の割引となる。大変お得な料金設定である。

10月の下旬に蓼科に向かった。生憎、天気は良くないというが、こればかりは仕方がない。





早朝に家を出て、圏央道、中央道を走り、諏訪南インターで降りる。ビーナスラインを走り「女の神展望台」から眺めた南アルプス。

近くの「女の神氷水」をポリタンクに汲む。この水でコーヒーを淹れると、とても美味しい。 

「北八ヶ岳ロープウェイ」に乗り、山麓駅(標高1,771m)から山頂駅(標高2,237m)までの高低差466mを登る。

この山頂駅から、ハイマツなどの溶岩台地を覆う低木や高山植物が群生する「坪庭自然園」を散策する。雪が積もっていたのにはビックリ!

小津安二郎監督の別荘「無藝荘」に寄るが、残念ながら閉まっていた。この近くで昼食の「蕎麦店」を探すが、何処にも新そばの登りが立っていない。コロナ禍の為だろうか?

ビーナスライン沿いの「三五十屋 本店」に入る。残念ながら旨く無かった。

「御射鹿池」に行く。この池は、水面には背景の風景が逆さに映り込み、幻想的な光景を創り出している。(上の写真) 今回の旅で、家人の「yayo」が一番気に入った場所だった。

「横谷観音展望台」から眺めた素晴らしい紅葉と「王滝」の絶景。

「リゾートホテル蓼科」の前にある蓼科湖で見つけた、茅野市のマンホールの蓋。その後、ホテル併設の「彫刻の森美術館」を散策して、チェックイン。

このホテルの夕食は「和モダン美食コースディナー」との触れ込みだったが、刺身の3点盛が乾いていて、この時点でもう不合格だ。





翌朝、「リゾートホテル蓼科」の最上階レストラン「KOUGEN KITCHEN」で朝食を摂る。蓼科湖に懸かっていた霧は晴れて来たが、今日一日は雨なので、美術館や博物館を巡ろう。

このホテルの蓼科三室温泉の源泉かけ流しの温泉はなかなかよく、昨日2回、今日も早朝から2回の計4回も入浴した。

「茅野市尖石縄文考古館」に行く。ここには縄文時代の国宝の土偶2点が展示されている。写真の「仮面の女神」と「土偶縄文のビーナス」だ。

5年前の2015年10月に、ここを始め「十日町市博物館」や「津南町歴史民俗資料館」の縄文関連を巡ったがSDカードを紛失してしまい再訪した。

甲府に行く途中の「道の駅」で野菜や果物を買い、クーポン券の4,000円はここで使用した。「山梨県立美術館」でミレーを始めとした名画を鑑賞し、併設のレストランで昼食をゆったりと摂る。

対面の「山梨県立文学館」で開催中の「まるごと林真理子展」を見学し、「yayo」は記念撮影をした。

夕方、一泊2日のGoToトラベルを終え中央高速に乗る。皮肉なことに朝からの雨は上がり、甲府盆地を囲む山々の稜線が見えて来た。

「GoToトラベル」の印象は、マスコミで伝えられている様になかなかの活況を呈しているようだ。ホテルを始め観光施設には、同年配の老人たちが大勢おり、旅慣れない方も方々で見かけた。

中国人観光客を始めとしたインバウンドの穴を埋めるのは、日本人の観光客しかいない。有識者が訳知り顔で批判をするのは勝手だが、旅行業や飲食業を始めとした経済に与える影響は大である思う。

「ふうみん」も11月の下旬に、「GoToトラベル」で外国人のいない紅葉の京都旅行を計画し、早速予約をした。



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