イサーンの大地走行2000キロプラス ひとりごと
64、そば三昧の旅 2018.10.31

2泊した軽井沢の貸別荘


テレビの旅番組を見ていた家人の「yayo」が「ふうみん」に向かって、「新蕎麦を食べに行こうよ!」と話しかけて来た。この所、足や腰の調子が悪く治療院通いの「ふうみん」は、返す刀で「よし!温泉と紅葉と新蕎麦に行こう」と即答した。

温泉は薬効確かな草津と万座を選択し、宿泊は軽井沢の貸別荘を予約して、2泊3日の旅のプランを立てて10月の下旬に出発した。





初日は、群馬県吾妻郡中之条町の「道の駅・霊山たけやま」にある、「そば処・けやき」に入る。建物は萱ぶき屋根の農家を移築したもので築200年以上という静かで落ち着いた場所だ。開店の11時過ぎに入ったが、もう店内には数組の客が入っていた。



地元の蕎麦粉を使用した10割蕎麦の手打ちで、天もりの代金が850円と安価だ。「ふうみん」は大盛を頼んだら100円増しの950円と安く感激。田舎蕎麦系の黒いひきぐるみの蕎麦で噛み応えがあり、満足の味だった。

天もりと天もり(大)とビール(中瓶)の3点で2300円とは、嬉しい値段だ。





2日目は、長野県下高井郡山ノ内町の「道の駅・北信州やまのうち」に入る。時間の関係で買い物ついでに道の駅の付属の食堂に入ると、窓越しに紅葉に彩られた臂出山(ひじでやま)が見えた。


この食堂の蕎麦は、山ノ内町で収穫された蕎麦を生産者から直接仕入れて雪室に保存し、製粉したものを使用した自家製麺の二八蕎麦だという、代金は880円。

手打ちではないが、一般的な道の駅の食堂等では平均以上の味だ。流石、信州の蕎麦と言っていい。天ぷらのボリュームには圧倒された。





3日目は、群馬県高崎市箕郷町の「そば処・おおの」に入る。開店の11時30分の店内には、すでに10人ほどの客が入っていた。


店内は落ち着いた雰囲気でいかにも高級蕎麦店と言った調度だ。ビールはハートランドビールで付け出しが2人前出てきた。これが何と無料だった。蕎麦が出来るのを待つ間、上品な味の煮物とビールで「yayo」と旅の出来事に花を咲かす。


天もりの限定10割蕎麦(北海道産の新そば粉使用)を注文する。代金は1170円。「ふうみん」は大盛を頼んだら、大盛分は8割蕎麦で別のせいろに入って、写真の後から出てき来、代金は250円増しだ。なおビールは580円で、注文の3品合計で3180円だった。

汁は辛口で癖がなく、蕎麦は更科系で10割と8割を食べ比べてみたが違いがあまり分からなかった。まあ「ふうみん」の舌などはそんなものなのだろう。

いわゆる蕎麦の専門店だが、蕎麦も天ぷらもボリュームがありお腹がいっぱいになる。都心周辺の同傾向の店とは違うのがいいネ。





3日間に3軒の蕎麦店に入って感じた事は、何処も昼食として食べ応えがあり満腹になった事だ。本来の食事としての「蕎麦」は、これが当たり前の事なのだろうが何か嬉しかった。

上州は水沢うどんのイメージが強く「うどんの地域」と思っていたが、意外と蕎麦の名店がありそうなので、次回の旅の楽しみが増えたな~あと思った。




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