イサーンの大地走行2000キロプラス ひとりごと
47、トーハクとお花見 2012.04.11
トーハクの入り口の看板


春爛漫の気持ちの良い昨日、上野の東京国立博物館(トーハク)に「ボストン美術館 日本美術の至宝」を観に行って来ました。

友人の「さっぽろさん」と選りすぐりの日本美術を堪能し、上野の満開の桜を愛で、その後にイッパイやろうと言うのが当日の趣旨です。

その話を家人の「yayo」にしたら、私も是非に行きたいと言って付いて来ました。ただし、夜の部の「酔っ払いの戯言」までは、お付き合い出来ないとの事。

上野公園はお花見の大勢の人でごった返していましたが、国立博物館は昨年秋の「空海と密教美術展」に比べると半分以下の人出でした。しかし、それでも「吉備大臣入唐絵巻」や「平治物語絵巻」の前には大勢の人だかりで、残念ながらよく観られませんでした。

今回の目玉は、日本初公開となる曽我蕭白の「雲龍図」です。その大きさと迫力には三人ともビックリし、長川等伯の「龍虎図屏風」や尾形光琳の「松島図屏風」の国宝級の絵画等を堪能しました。

今回の展示品の中で「ふうみん」の好きなのは狩野芳崖の「江流百里図」です。伝統的な水墨画に西洋の遠近法を取り入れ、独特の世界を構築しています。

トーハクは春と秋の一定期間、本館北側の庭園を公開しており、ソメイヨシノをはじめ、オオシマザクラ、ショウフクジ、枝垂れのエドヒガンザクラなど、十種類もの桜が咲き誇る庭園でお花見を楽しみ、法隆寺宝物館のレストランに入りビールとあんみつで一服しました。

三人とも還暦を過ぎた身、照明を落とした作品群をまなこを開いて見つめたせいか、お互いに目の疲れを訴えたのには思わず笑ってしまいましたネ。

その後、上野公園の桜を見、「ふうみん」と「さっぽろさん」は「yayo」と別れイッパイやりに上野の繁華街へ。…何とものどかな、春の一日でした。


トーハク庭園の桜

上野公園の桜


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