イサーンの大地走行2000キロプラス ひとりごと
43、ミャンマー大使館と追憶の風景 2011.08.25
京急北品川駅前の地図。右下にゴジラ上陸地点とあるが昔はここまで海だった。

ご隠居生活を送っている「ふうみん」は、9月下旬から15日間ほどミャンマーに行くことにした。そこで、現地旅行社のサイトを見ていると、
ミャンマー、ビザ申請について・・・2011年7月26日
現在、ビザ申請までに3週間ほどかかっております。
ビザ取得の際には十分に余裕をもって申請してください。
と、書いてあった。

確か「地球の歩き方」には、ビザ発行の所要日数は5営業日と書いてあったので9月に入り少し涼しくなってから行こうと、のんびり構えていた。
一応、ミャンマー大使館に確認の電話を入れたが、いくら鳴っても出ない。
http://www.myanmar-embassy-tokyo.net/visainfo/Japanese-Visainfo.htm
仕方がない、家人の「yayo」を伴って品川にある「ミャンマー大使館」に行くことにした。

家人を伴って行く訳は、ビザを取りにミャンマー大使館内に入る体験と、大使館の住所が品川区北品川4丁目であり、「ふうみん」は隣の北品川3丁目に小学校4年生から中学2年生まで住んでいた。その懐かしい風景を一緒に見たいと思ったからだ。


8月24日の雨の晴れ間の残暑の中、京急北品川駅に降りた。

ここに上記の案内図があり、「ミャンマー大使館」までの道を再確認した。

北品川駅の直ぐ前は京浜第一国道。

現在の国道15号線だが、由緒ある明治一號國道の日本橋〜神奈川間に相当する。

品川女子学園(写真左の建物)前の交差点を渡る。

一方通行の「御殿山通り」を歩き、東海道線の線路の橋を渡ると涼しげな道となる。

この坂を渡ると左手がミャンマー大使館だ。

「ふうみん」小学生の頃、当時の「ビルマ大使館」は今と違い広大な敷地があり、その庭の池でおたまじゃくしを捕った思い出がある。

ミャンマー大使館の入り口。北品川駅から7〜8分だ。

右手のドアを開けて中に入り、守衛室でノートに記帳し、バッグを預けてビザ申請の必要書類のみを持って建物内に入る。大使館の敷地内の写真撮影は不可のようだ。

ビザ申請の必要書類は上記にリンクしたミャンマー大使館のサイトを参照するのが一番いいと思う。

ビザ申請に要した時間は数分で、「パスポート預かり書」を交付してくれる。

心配していたビザ発行の所要日数は5営業日で、8月30日以降の午前10時〜12時の間に取りに行けばよい。

その時にビザ代金6000円(3000円×2人)の銀行振り込みの領収書を持参の事。

何だったのだ!あの旅行社の注意文は。怒った「ふうみん」はこの旅行社を使わない事にした。

「ふうみん」の住んでいた権現山の下を通り、通学していた直ぐ近くの「品川小学校」と「城南中学」に行って見た。

そこには、2011年4月から品川小学校と城南中学の2学校が合併し、小中一貫校として開校した「品川学園」があり、中に入ると旧校舎の撤去作業中だった。

…昔の面影は校門だけになってしまった。後は、校庭の一本の大木だけだ。

「品川神社」の前を通る。

半世紀以上前の小学生の頃、夏休みの今頃は毎日この裏山で、蝉やクワガタを疲れも知らず追いかけていた。

今はこの暑さの中、階段を上る元気は全くナシ。

…月日の残酷さを思い知る。

旧東海道に通じる「北品川2丁目商店街」。

シャッターを閉めた商店が増え、昔の活気ある面影は無い。

旧東海道を歩こうと思ったが、「yayo」が暑さでダウン気味なので戻ろう。

京急新馬場駅から品川駅に向かう。

品川駅の港南口のビル群。

昔はこの辺は屠殺場だった。その変化に驚く。

駅ビルのアトレ品川の4階のイタリアンレストランで昼食を摂る。

…歩き疲れて乾いたノドに、
        ビールがしみるナ〜ア。


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