友人の「Y」の三回忌、南伊豆にあるお墓にお参りして来ました。
その日は、2002年5月30日のワールドカップの開催日だった。開幕戦のフランス・セネガル戦を見ようと、早めに帰宅した時にケイタイが鳴った。
友人の「Y」の娘さんからの電話で、「Y」が今日亡くなったとの通知だった。あまりにも急な出来事なので、しばし茫然となった。
亡くなった日、「Y」は朝から自宅近くの伊豆下田カントリークラブでのゴルフ大会に出場しており、グロス71の1アンダーという素晴らしいスコアで優勝して帰宅後、風邪気味で体調がすぐれないと早めに寝入り、そのまま帰らぬ人となった。
「Y」とは30年来の友人で、家族ぐるみの付き合いだった。ゴルフがお互い好きで、「Y」が早めに会社をリタイアし、南伊豆に家を新築し悠々自適の生活に入った。私は冗談で「俺もリタイアしたら、温泉とゴルフで長期滞在するから一部屋空けておいてくれよ」とよく言っていた。
葬儀当日、「Y」が生前飲むと冗談半分に、葬式の時は「ふうみん」が葬儀委員長をしてくれとの事が本当に成り、初めて送辞を読んだ。「Y」らしく太く短い生き方だった。
墓にはゴルフ好きの「Y」の生前を偲んで、奥様がゴルフクラブのヘッドの形をした線香置きを特注し、故人の冥福を祈っている。
「ふうみん」は、その後ゴルフクラブは握っていないし、またその気にもなれない。 |
ゴルフクラブのヘッドの形をした特注の線香置きに、
奥様の愛情の深さが偲ばれます。 |
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