イサーンの大地走行2000キロプラス ひとりごと
1、ホームページの開設日について      2004.1.17

このホームページの開設日の2004年1月17日は、あの阪神大震災から満9年が経過した日です。

9年前の1月17日早朝、「ふうみん」は単身赴任をしていた神戸の東灘区のマンシヨンの6階で阪神大震災に遭遇しました。

布団に寝ていた「ふうみん」は、整理タンスの重い上置に頭を直撃され家具の下敷きになりながらも、九死に一生を得ました。

その時「ふうみん」は、打撲した頭の痛さの他は意外と冷静でした。直ぐに電気、ガス、水道、電話を全て点検し、水道がマンションのタンクに有ると分かると、家中の容器と風呂に水を一杯に入れてから、家に電話をしに公衆電話に向かいました。残念ながら電話は通じませんでした。

会社の事が心配になり、私服のままマンションから車で10分程の摂津本山駅前にある会社へ向かいました。摂津本山駅に近づくにつれて、何か車から見る景色がおかしく、平衡感覚が変になった様に感じました。それは、周辺の建物が傾いていたからです。

会社の入居しているビルの前に来て絶句しました。6階建てのビルは、駐車場のあった1階は全壊し、会社のあった2階は半壊していました。後、数時間遅ければ「ふうみん」は、多分死んでいた可能性が大だったでしょう。

この大震災で大切な部下を一人失いました。この出来事を記憶の中で風化させない為にも、1月17日の開設日にこだわって見たかったのです。


摂津本山駅前のビル群は、あの大震災の面影も今は全く無く、綺麗な新築のビル群に変貌していた。(2007/2)


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