旅を終えて



東京国立博物館所蔵 秋田県埋蔵文化財センター所蔵
2体の「遮光器土偶」は、同じように左足が欠損している



縄文へのいざない
今回の旅では、6ヶ所の縄文博物館と6ヶ所の温泉を巡った。これが最近の「ふうみん」の定番の旅のスタイルだが、特に縄文博物館の割合が増してきた。

縄文土偶のシンボル的な存在は、何といっても東京国立博物館所蔵の「遮光器土偶」と言っていい。明治20年に青森県の亀ヶ岡から出土とされてるが、詳細な発掘資料が存在しない為、国宝には残念ながら指定されていない。しかし国宝指定の他の土偶以上の存在感がある。

その「遮光器土偶」に、秋田県埋蔵文化財センターで出会えた時はうれしかった。しかも、東京国立博物館所蔵のものと同じように左足が欠損している。

「ふうみん」がクメール遺跡に嵌った要因の一つが、同じように欠損したジャヤヴァルマン7世像だった。これについては に載せたが、この2体の「遮光器土偶」の類似性にも同じように惹かれる。

こんな事を考えながら、ますます縄文に誘われて行くのかな・・・
2022年7月
「ふうみん」


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