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■5:12
開け放たれた窓から、バイクの騒音が入り目が覚めた。
クレスナホテルの部屋の窓を開けると、山容の一部が見えた。
何という山なのだろう?
カメラを片手に外に出る。 |
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■5:20 朝焼けの空をバックに、堂々の山容を誇示してそびえるのは、高さ3,225mのシンドロ山(Gunung Sindoro)だ。 |
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■6:40
ホテルのレストランは、朝の6時から開いている。
今日は、早めに朝食を摂り、グドンソンゴ遺跡(Gedung Songo)に向かおう。
朝食を終えて、ホテルのプールサイドを歩く。
「yayo」は、別名「ギャラリーホテル」の廊下に飾られた、絵画を見て周る。 |
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グドンソンゴ遺跡(Gedung Songo)へ |
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■7:18
クレスナホテルを出発し、グドンソンゴ遺跡(Gedung Songo)に向かう。 |
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■7:21 早朝の朝日が眩しい、ウォノソボの市内を走る。 |
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■7:32
国道9号線に合流し、左折してテマングン(Temanggung)方向に向かう。 |
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■7:38
左手に、朝眺めたシンドロ山(Gunung Sindoro)が見えた。 |
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■7:47 今度は右手に、昨日眺めたスンビン山(Gunung Sumbing)が現われた。次々に現れる3000m級のジャワ島の富士山に感動する。 |
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■8:06
パラカン(Prakan)市内に入ったためか、馬車の走る中心地の渋滞を抜ける。 |
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■8:13 パラカン市内の一歩通行の道で迷う。目の前に、出発して来たウォノソボの表示があり!何と数百キロも離れたジャカルタの表示もあり、一瞬ビックリする。 |
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■8:32
続いて、テマングン(Temanggung)市内に入る。
ここも、一方通行の道で分かりづらい。
やっと、スマラン(Semarang)の表示を確認して左折する。 |
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■8:46
途中に、道幅の同じY字路があった。
ここを左側に走って来たが、国道は右側だった。
・・・「ふうみん」は、この時点で脇道に入った事を全く分からず。 |
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■8:59 田舎の安らかな農村風景が展開し、車を停めて一息入れる。 |
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■9:09
T字路の突き当りに、スマラン(Semarang)の表示を見つけ、一安心。 |
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■9:25
道路標識に、今晩の宿のバンドンガン(Bandungan)を見つけて、右折する。
今から向かうグドンソンゴ遺跡もバンドンガンにある。 |
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■9:09 この辺りの棚田と段々畑は、昨日のウォノソボより美しい風景だ。 |
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■9:25 目の前に高さ2,050mのウンガラン山(Ungaran)が見えて来た。この山の中腹にグドンソンゴ遺跡はある。
冷静に考えて見れば、テマングンのY字路からの道は国道の道幅ではない。しかし、「ふうみん」は、国道9号線から14号線を走り、アンバラワ(Ambarawa)に向かっていると思い込んでいた。 |
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■9:38
ガソリンスタンドに寄り、給油と休憩をとる。
この時、ガソリンスタンドが右手にあったため、右側しか注意を払わなかった。
何と、左側にある重要な標識を見過ごしていた。 |
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■9:38
★給油DATA |
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給油価格 |
183,000 |
(Rp.) |
給油量 |
24.70
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(L) |
軽油1L当り |
74,00 |
(Rp.) |
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■9:47
給油を終えて、道なりに走る。
何と!突き当りに、今晩の宿アマンダヒルホテル(Amanda Hills Hotel)の看板がある。
ここは、何処なんだ? |
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■9:47
一方通行の道を右折すると、アンバラワ(Ambarawa)への標識がある。
おかしい、おかしい、アンバラワはこれから抜ける街のはずだ。
取りあえず、スマラン方面に行って見よう。 |
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■10:17
何しろ、手元には大雑把な地図しかない。
途中で車を停めて検討する。
なあんだ~あ、今まで走って来た道は国道14号線ではなく、近道だった事にやっと気づく。
そして、元来た道を戻ると!グドンソンゴ遺跡の入り口は、先ほどのガソリンスタンドの前の道だった。
・・・トホホ! |
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グドンソンゴ遺跡群(Gedung Songo) |
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■10:23
ウンガラン山の中腹にあるグドンソンゴ遺跡への急坂を、ローとセカンドで走りやっと到着し、駐車場に車を入れる。
入場料、50,000ルピア。
駐車場代、5,000ルピア。
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■10:30 グドンソンゴ(Gedung Songo)遺跡群は、「地球の歩き方」に全く載っていないため、日本でほとんど知られていない8~9世紀にかけてのヒンドゥー教の遺跡。グドンソンゴとは「9つの寺院」という意味で、ウンガラン山の南斜面に9つの祠堂が建てられている。
ディエン高原の遺跡群との類似点が多く、共にジャワ最古のヒンドゥー教の遺跡として知られている。グドンソンゴ遺跡群の方が、ディエン高原遺跡群より少しだけ新しいという。
このサイトでは、グドンソンゴと書いたが、日本語での表記はゴドンソンゴ、ゲドンソンゴ、ゲドゥンソンゴ等と統一されていない。「ふうみん」は、 google
の検索語句で一番多かったグドンソンゴと表記する事とした。 |
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Gedung SongoⅠ |
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■10:32
第1群の祠堂。
標高1208メートルに位置する。
この遺跡群は、昨日のディエン高原の遺跡群とは異なり、No.で呼ばれている。 |
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■10:32 第1群の祠堂は、屋根の形状が3段になっている。しかし、その屋根は完全な形ではない。 |
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■10:33
祠堂内部には、ヨニが安置されていた。 |
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■10:33
外壁のカーラのレリーフ。 |
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■10:34 この祠堂のみ9世紀前期の建造と考えられている。他の祠堂は8世紀の建立。 |
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■10:40
第1群の祠堂から、第2群の祠堂の参道には、ジャワ島お得意の売店が並ぶ。 |
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Gedung SongoⅡ |
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■10:53 第2群の祠堂。標高1274メートルに位置する。 |
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■10:54 祠堂の屋根は4段となっている。後ろの山はウンガラン山。 |
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■10:55 祠堂入口の下部に彫られた対のマカラ像。 |
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■10:59 このグドンソンゴの遺跡群を、馬に乗って周る見物客もいる。「ふうみん」は、遺跡見学とトレッキングと温泉入浴を兼ねているからもちろん徒歩だ。ただし、馬糞には気を付けよう。 |
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Gedung SongoⅡ |
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■11:03
第3群の祠堂。
標高1297メートルに位置する。 |
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■11:04 第3群の祠堂には、主祠堂と副祠堂、向き合うように小祠堂の3つの祠堂が残っている。グドンソンゴ遺跡群の中で、一番重要な遺跡だ。 |
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■11:05
主祠堂の外壁には、ガネーシャ、アガスティア、ドゥルガーの3体のレリーフが残されている。
この主祠堂のレリーフは、ロロジョングラン寺院 ( プランバナン寺院 ) やサンビサリ寺院にみられるものと同じ配置である。 |
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■11:06
ガネーシャ像。
ガネーシャはシヴァ神の息子。 |
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■11:07
アガスティア(聖仙)像。
アガスティアはシヴァ神の別の姿。 |
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■11:09
ドゥルガー像。
ドゥルガーはシヴァ神の妻。 |
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■11:10 青空との対比が美しい、主祠堂と副祠堂。 |
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■11:12 祠堂の背後にうっすらと見える山は、 主祠堂の背後の左側が3,142mのメルバブ山(Gunung Merbabu)。右側に、2,930mのムラピ山(Gunung Merapi)。
もっと鮮明な山の写真が撮りたいのだが、スマトラ島の山火事のせいか霞んでいる。高杉さんの著書「東南アジアの遺跡を歩く」には、両山がくっきりと写っているのに。 |
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■11:14
第3群の祠堂の先の道を行くと、急坂になり周囲に硫黄臭が漂っている。 |
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■11:15
ここに、温泉施設がある。
見学後、ひとっ風呂浴びよう。 |
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Gedung SongoⅤ |
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■11:23
第5群の祠堂。
高度1308メートルでグドンソンゴ遺跡群の中で、一番高い場所にある。
第5群へは急こう配の道を登る。 |
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■11:24 第5群の祠堂から、先ほど見学した第3群の祠堂を望む。左下は温泉施設。 |
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■11:24
主祠堂と無残な形で残る副祠堂。 |
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■11:25 周辺にはたくさんの壊れた祠堂がある。 |
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■11:29 第5群の祠堂から眺めた第4群の祠堂と、右奥の第6群の祠堂。 |
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Gedung SongoⅥ |
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■11:33 第4群の祠堂の奥にある祠堂。第6群の祠堂ともいわれるが、遺跡の構内にはその表示はない。最近、復元された祠堂のようだ。 |
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■11:34 2基の小祠堂の内、1基だけが完全に復元されている。 |
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■11:34
祠堂内には、ヨニが安置されていた。 |
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■11:35
最初、ナーガのレリーフだと思ったが、よく見たら違う。 |
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Gedung SongoⅣ |
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■11:37 第4群の祠堂。高さ1295メートルに位置する。 |
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■11:37 第4群の祠堂。ここも、周りには崩れた祠堂が無残な姿を示す。 |
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■11:41
アガスティア像?
第3群の主祠堂のアガスティア像と同じと考える。 |
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グドンソンゴ温泉 |
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■11:47
遺跡見学を終えて、グドンソンゴの温泉施設に入る。
入浴料は、5,000ルピア。
グドンソンゴ遺跡の渓谷に、温泉が湧き出している。
もちろん、源泉かけ流しの硫黄泉だ。 |
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■11:58
連日の遺跡探訪で、歩き疲れた疲れた体を癒すには温泉が最高だ。
残念な事に水着を着用しなければならないが、入浴客は「ふうみん」と「yayo」だけだ。
そんな状況なので、「ふうみん」は温泉の中で水着を脱いで裸になり、ゆったりと入浴した。 |
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■12:26
温泉施設を後にする「yayo」。
ここの温泉は温めの硫黄泉で、温泉独特のいい匂いが周囲に漂っている。
この遺跡探訪時には、是非温泉入浴方ご検討ください。 |
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■12:30
「ふうみん」は、まだあきらめきれないのか、第3群の祠堂を撮る。 |
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■12:50
遺跡の出口のアクセサリー売店で、「yayo」が捕まる。 |
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■12:50
ここの遺跡出口には、ずら~っとお土産物屋が並ぶ。
この、ジャワ島特有の景色にも、もう慣れたね。 |
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■12:56 駐車場に来てビックリ!キャンプ帰りの子供たちで溢れ返っている。子供たちは、3台のトラックに分乗していた。 |
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■13:05
子供たちを満載したトラックが出て行った。
日本では、絶対に考えられない光景だ。 |
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アマンダヒルホテル(Amanda Hills Hotel)へ |
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■13:25
ここバンドンガンには、地元民用の宿泊施設がたくさんある。
近くの大都会のスマランは、人口155万人を擁する。
そこから、高速道路を使えば1時間で来れる交通の便の良い高原の避暑地だ。
しかし、外国人向けの宿泊施設は無い。 |
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■13:29
アマンダヒルホテル(Amanda Hills Hotel)へ到着。
一見、洒落ているが外観だが地元民向けのホテルだ。
フロントも、言葉の分からない日本人が車に乗って来たので戸惑っていた。 |
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■13:42
アマンダヒルホテルの一番高所にある、レークビュールームに通された。
景色は良い。 |
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■13:42
部屋の広さも普通だ。 |
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■13:42
しかし、洗面とトイレ、シャワーは現地クオリティだ。 |
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■14:22
レストランに行くと、宿泊客が少ないためクローズしている。
ルームサービスでナシゴレンを注文。
味は合格点。 |
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■17:09
ホテル内を散歩する。
この棟の2階が宿泊した部屋だ。 |
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■17:13
一番下に、東屋があった。 |
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■17:25
ここで、重大な欠陥を発見。
何と冷蔵庫がない。
ここの夕食もルームサービスになるが、現地人のホテルなのでアルコールはない。
「ふうみん」は流水で、ビンタンを冷やす。 |
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■18:37
夕食は、ミーアヤムとサンドウィッチ。
何故だか、注文したアヤムゴレンが来なかった。
マア~いいか。
ビンタンビールとその後は、焼酎のお湯割りで、静かな高原のバンドンガンの最初の夜を過ごす。 |