■ 行程12日目 > マンドゥ見学
…ホテル、…マンドゥ遺跡 177km  Google map





■6:48 インドールの市内に昇る朝日。


■7:00

ホテルの周りに散歩に出たら、着飾った牛がいた。

オハヨウ!と挨拶。


■7:29

ホテルのレストランで、簡単な朝食を摂る。



■8:31 ホテルの前の道の国道59号線を、ダール(Dhar)に向かって走る。ホテルから、数百メートル行ったらすごい悪路でビックリ!


■8:38

今日の予定は、マンドゥ(Mandu)見学だ。

距離は100キロ、走行時間は2時間の予定。

…でもこんな調子だと、何時間掛かるか?と不安になる。


■8:42

と思っていたら、良い道路になった。


■8:46

それもつかの間、また悪路になる。


■8:48

そして、また良い道路になる。

こんな事を繰り返す。


■9:20

マンドゥまで、40キロの標識。


■9:50

標識を左折して、リンクロードに入りマンドゥを目指す。


■10:01

すごい数の羊の群れを追い越す。


■10:18

Y字路を右折して、マンドゥを目指す。

あと、14キロだ。


■10:30

遺跡の建物が見えた。

マンドゥ遺跡はもう直ぐだ。



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■マンドゥ(Mandu)
マンドゥには、10世紀にヒンドゥー王朝が誕生し、1303年にデリーのスルタン王朝に征服された。

1401年にモンゴルがデリーに侵入すると、マルワ王朝はデリーから独立する。1404年に首都をダールからマンドゥに移すと、マルワ王朝の首都としてマンドゥの黄金時代が始まった。

以降1世紀以上に渡り、宮殿やモスクや廟が建設された。その黄金時代には、「歓喜の街」と呼ばれ、数十万人もの人々が暮らし、宮廷に仕える若い女性だけでも優に 1万人は超えていたと伝えられる。

1561年にムガル帝国に支配され、その後首都はダールに戻り、マンドゥはゴーストタウンになった。



■10:34 展望台からの眺め。デカン高原の一角にあるマンドゥは、周囲を深い峡谷によって隔てられ、まさに天然 の要塞だ。


■10:43

マンドゥ第2の門、バンギー門を潜る。

この先で、入場料を取られる。
入場料、20ルピー。

マンドゥは、12の門のついた長さ 45キロの城壁によって囲まれた、20平方キロの世界最大の要塞都市。


■10:56

マンドゥ遺跡は、4つのグループに分かれる。

先ずは、ヴィレッジグループから見学。

●アシュラフィマハル(Ashrafi Masjid)

アシュラフィマハルは、イスラム大学跡。


■10:58

7世紀までさかのぼるサンスクリット大学だったが、15世紀に他のヒンドゥー寺院と同じ運命をたどった。


■10:59

ここには、かって7階建ての巨大な「勝利の塔」が建っていたと言う。



■11:03  ●ジャミマスジット(Jami Masjid)
バザールの中心にある大モスク。入場料、100ルピー。


■11:05

エントランスホールの内部。


■11:05

エントランスホールの巨大なドームの天井。


■11:06

エントランスホールから、礼拝室を望む。



■11:06 3つのドームのある礼拝室全景。



■11:06 素晴しいアーチ構造の南側の回廊、北側の回廊は失われている。



■11:10 礼拝室の装飾的なミフラープ(聖龕)とミンバル(説教壇)は大変立派な物だ。


■11:16

●ホーシャン廟(Hoshang Tomb)

1435年に建てられた、マルワ王ホーシャン・シャーの墓。


■11:18

白大理石が太陽光を浴びて輝いている。

この廟は、大理石で造られたインド初の建造物で、後年タージマハル建築のモデルとなったと言われる。


■11:20

約15メートル四方の墓室内部。


■11:21

長い回廊も立派だ。


■11:37

サーガルタラオグループを見学。

●ダリヤハーン廟(Darya khan Tomb)

長方形の人工池に姿を写す小規模な廟。


■11:37

その人工池で遊ぶ子供たち。

「ふうみん」がカメラを向けると、次々に飛び込んだ。


■11:46

●マルクムギットモスク(Malik Mughith Mosque)

ヒンドゥー寺院だったが、1452年にモスクに改装された。



■11:47 3つのドームのある礼拝室全景。柱のヒンドゥー彫刻は削り取られている。



■11:51 サリー姿の水を運ぶ少女を写す「ふうみん」。


■11:51

水を運ぶ少女。

少し、シャツターを押すのが遅かった。



■11:51 マンドゥにはいたるところバオバブの木が生えており、遺跡とのコントラストはマンドゥ独自の風景を醸成している。この遺跡周辺は、実にいい雰囲気だ。


■11:56

●ダーイキチョテイバハン廟(Dai-Ki-Chhoti Bahan-Ka-Mahal)

外側のホール。


■11:57

美しいプロポーションの廟。


■12:00

廟の中から外の景色を眺めていたら、牛と少女が現れた。


■12:00

牛飼いの少女と着飾った子牛。


■12:01

牛を集めて、ダーイキチョテイバハン廟の階段を降ろす。

マンドゥでは、遺跡も牛の食事場だ。


■12:19

マンドゥの南の外れにある、レワクンドグループに向かう。


■12:22

●ルプマティ離宮(Rupamati's Paviiions)

入場料、100ルピー。


■12:25

ルプマティ離宮目指して、坂道を息を切らしながら登る。


■12:27

「yayo」はインド人観光客に捕まり、写真を撮られる。



■12:28 ルプマティ離宮から、美しいマンドゥの風景を眺める。左下に見えるのはバースバハドゥル宮殿。


■12:30

屋上には、2つのパビリオンが向かい合う。

それぞれのパビリオンに、12本の柱と12のアーチが架けられドーム屋根を支えている。


■12:32

この離宮で、王と王妃は月明かりで宴を楽しんだ。

1561年、ムガル帝国の虜になった美貌の王妃ルプマティは、花嫁衣裳をまとって毒を飲み自殺した。

そして、マルワ王国は滅亡した。



■12:32 365メートルの断崖の上から眺めたデカン高原。「ふうみん」は、カンボジアのプリアビヒア遺跡からの眺望を思い出しながら、先ほどの王妃の悲劇を重ね合わせる。まさに歴史のロマンですね。


■12:41

●バースバハドゥル宮殿( Baz Bahadur Palace)


■12:43

大小2つの中庭を囲んで客室が並び、屋上のテラスには2つのパビリオンが向かい合っている。

中庭には沐浴場がある。


■12:45

宮殿内部のアーチ。


■12:57

昼食を摂りに、マルワリゾート(Malwa Resort)に入る。


■13:02

レストランは、土曜日のせいか予約で一杯だったが、無理を言って席を作ってもらう。

先ずは、ビールとソーダ水で乾杯。

この、ソーダ水は不味いと「yayo」。


■12:15

ヤキメシの量の多さには、ビックリ。

本当は、量は少なくても味を良くしてもらいたいネ。

昼食代、480ルピー。


■13:37

マルワリゾートは湖に面し、素晴しい景観の場所にある。

土曜日とあって、多くのインド人観光客が来ていた。


■13:41

ターラー門に通じる道を走って見る。

道路わきには、バオバブの木が生えている。



■13:50 走っていくと展望台があった。改めて、マンドゥは天然の要塞だと思った。


■14:16

本日のマンドゥ見学の最後は、ロイヤルエンクレイブグループ。

入場料、100ルピー。


■14:16

●ジャハズマハル(Jahaz Mahal)

「船の宮殿」とも呼ばれ、15世紀に建てられたマルワ王国の大ハーレム。


■14:17

長さ120メートルのパビリオンに登る。

このジャハズマハルには、1万人もの側室が暮らしていたという。


■14:19

今日は土曜日とあって、インド人観光客が多い。


■14:19

ジャハズマハルから眺めた、水の少ない人造湖(タラーオ)と宮殿。


■14:21

人造湖(タラーオ)の水は水路を通って、反対側の園池に流れる。


■14:23

花をかたどった沐浴場。


■14:27

●ヒンドラーマハル(Hindola Mahal)

T字型のプランをした宮殿。


■14:31

●チャンパーバーオリ(Champa Baoli)

宮殿の居住地区に巨大な丸い穴があけられ、地下貯水槽になっている。

宮殿の子女は、夏の酷暑期にこの水辺で水遊びをした。

「ふうみん」は、階段井戸を連想した。


■14:31

●王宮(Royal Palace)

屋上に浴場が造られた、豪華宮殿の跡。


■14:31

「船の宮殿」にいた側室のうち、容姿の衰えた者はこちらに移されたという。

今残っているのはただ廃墟のみ、かつての栄華を偲ぶ。



■14:32 王宮から、人造湖越しに「船の宮殿」を望む。雨季には人造湖に水が張り、船のように浮かんで見える。


■15:06

道端にレンタカーを止め、バオバブの木を撮ろう。


■15:09

バオバブの木。

何で、アフリカ原産の「星の王子様」で有名なバオバブの木が生えているのか。

誰かが種をまいて広がったのか?


■14:11

バオバブの木は、マンドゥに独特の雰囲気を与えている。



■14:26 マンドウを後にし、Y字路でラクダの隊商に出会った。先ほどのバオバブの木といいアフリカか中近東にいる錯覚に陥る。

「ふうみん」は、遠くアフリカからラクダの隊商がシルクロードを通り、バオバブの木の種を運んだのでは?と、遠い昔のロマンを思った。


■14:26

ラクダは巨大だ。

Y字路を来た時と反対の道を選んで、インドールのホテルに戻ろう。


■14:40

州道31号線の路面は悪く、行き交う車も無い。

デカン高原の片隅に忘れられた、遺跡への道だ。


■16:02

小学校から、子供が帰宅する時に遭遇。

元気な子供たちを見るのは楽しい。


■16:08

遠くに、国道3号線との合流地点が見えてきた。


■16:14

国道3号線に合流。

この道は、6日前に走ったばかりなので安心だ。


■16:58

インドール市内に入る。


■17:13

「ふうみん」は、明日のムンバイへの長時間移動を考え、バナナとりんごを購入。

この交差点に、「ドミノピザ」があった。…ビールはあるのかな?


■17:35

ホテルの前のスタンドで給油。


★給油DATA

給油価格 1.510 (Rs)
給油量 29.0 (L)
軽油1L当り 52.0 (Rs)


■17:47

ガソリンスタンドのオーナーに、車の洗車を頼んだら、スタンドの係員に命じて拭いてくれた。

チップ、30ルピー。


■19:23

ビールを求めて、「ドミノピザ」に行くが、残念ながら無かった。


■19:36

街の屋台を覗くが、ビールは無い。


■19:36

こちらにもビールは無い。


■20:11

仕方が無い、ビールをあきらめてホテルのレストランに向かう。

いつものターリーを頼む。

このレストランの味はいいのだが、ビールが無い夕食は物足らない。


■20:31

土曜日とあって、レストランは地元の人で満席だった。

やはり、このレストランは美味しいのだと再認識。

夕食代、227ルピー。

ビールを飲まないと格安だ。


レンタカーの走行距離
本日の走行距離 239キロ
累計の走行距離 2930キロ



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