行程7日目>コンケーンからスアンナプーム空港、そしてバンコクのホテルに
走行DATA

 当日走行距離 598 km
 累計走行距離 2612 km
 当日給油 55.4 ℓ
 累計給油 163.7 ℓ
「ふうみん」の走行一口メモ
・今日、スピード違反で2回捕まった。1度目は許してもらったが、2度目はダメだった。

・警官は、罰金400バーツと言う。500バーツ札を出したら、外から見えないように小さく折り畳んで受け取った。噂に聞くワイロだった。そして、「気をつけて走れ」と助言された。

・タイの道を3万キロ走行し、通算4回捕まったが3回許してもらった。3勝1敗の成績だ。…スピード違反に十分気をつけて、安全運転でタイの道を走ろう。
■6:46

朝起きて窓のカーテンを開けると、プルマンコンケーンラジャオーキッドの雄姿が見える。


■7:00

コサホテルのレストランで朝食を摂る。

庭の池には錦鯉が泳いでいた。


■ 7:00

このホテルの料理はなかなか美味しい。



■8:14 コンケーンの国立博物館の開館が9時のため時間がある。その前にクメール遺跡を一つ見学しようと、2131号線を走っているつもりだったが、違う道に入り朝一番から迷う。



■8:55 ホテルから、30分足らずで来る予定が1時間もかかって、やっと  Ku kaeo 遺跡に到着。



■8:57
クメール遺跡  No.45
遺跡名 Ku kaeo
様 式 Bayon Style
AROKAYASALA (Hospital)
この遺跡は、13世紀のジャヤヴァルマン7世が102ヶ所造った「施療院」だ。



■8:57 この施療院は塔門が遺跡の中心線上にない見たいだ。これは珍しい。


■8:59

経蔵がいやにきれいに残っている。修理したものなのかな?

「経蔵に聖水を流すソーマスートラ」が、設けられているか?を調べる。

残念ながら、この施療院にはその痕跡は無かった。


■ 9:00

祠堂は基壇とフレームを残すのみ。


■9:26

コンケーンに戻る途中のガソリンスタンドで給油。


★給油DATA

給油価格 620 (B)
給油量 25.8 (L)
ガソリン1L当り 24.0 (B)



■ 9:48 コンケーンのバスターミナル前は、ソンテウが二重、三重に駐車しており、大混雑だった。


■ 10:03

コンケーンの国立博物館に予定より1時間遅れで到着。

入場料は100バーツに値上げ。




■この博物館の目玉は、昨日見学したWat Pho Chai Semaram にあったセーマー石だ。

本物を見ると、昨日のレプリカとの出来の違いが良く分かる。

ここ、コンケーン国立博物館のクメール美術については期待はずれだった。残念!



■10:11 博物館の広い公園のような庭には、セーマー石がいたるところに並べてあった。


■11:18

2号線を前の車について、追い越し車線を120キロ超で走っていたら、前方で一斉取り締まりだ。

ドライバーの「ふうみん」は、2号線は120キロ制限で数キロのオーバーだし、先頭を走っていた訳ではないので全く安心していたら、警官が脇に寄せて停まれと言う。

こんなバカな!警官は運転席を覗き込み外国人と分ると戸惑った顔をし、何処に行くと聞く。

「ピマーイ」と言うと、「気をつけて行け」との事。…やれやれ助かった。



■ 12:04 ガソリンスタンドで一休みして、果物でも食べよう。写真の真ん中の「ソムオー」を買う。1パック20バーツ。


■12:11

2号線を左折して、206号線をピマーイの国立博物館へ向かう。

後、10分ほどだ。



■12:22 ピマーイの国立博物館に到着。ここも、入場料は100バーツに値上げだが、怒る気にもなれない。


■ここピマーイ国立博物館は、タイのピマーイ遺跡や近隣のイーサンの遺跡の美術品を、政府の考古学局の指揮のもとに集めている。

この博物館は1975年以降に国際博物館局に支援され、イーサン南部の国立博物館として建設された。





■13:14 館内は撮影禁止だが、館外は大丈夫なのでいくつか紹介しよう。

ガルーダに乗ったヴィシュヌ神。


■13:15

破風の素晴らしいレリーフ。



■ 13:20

オチンチンのあるシンハ。

12世紀のアンコールワット様式。


■ 13:37

大蛇カーリアを退治するクリシュナ神。

12世紀のアンコールワット様式。


■13:38

大きな目の愛嬌のあるシンハ。

詳細分らず。


■13:42

駐車場に向かう途中で、千葉から来たと言う老夫婦と娘さんの3人連れに出会った。

まだタイに来たばかりで、この先ウボンからラオスに入り、ラオスを北上して、タイに戻る1ヶ月以上の旅をすると言う。

旅の無事を祈り別れる。



■ 13:54 お腹が減った。サインガーム公園で昼食を摂ろう。サインガーム公園には、たくさんのベンガル菩提樹がある。樹齢350年えお経た古木もあり、神木とされている。


■13:54

サインガーム公園の反対側には食堂が並んでいる。

そこの一軒の食堂に入る。


■ 13:55

今から5年前、初めてイサーンに来た時に、この辺りの食堂に入った。

そこで、イサーン名物のガイヤーン(鶏の丸焼き)、ソムタム(青パパイヤの細切りサラダ)、カオニャオ(もち米)の三点セットとビールを注文したのを思い出して、同じメニューで注文する。

昔を思い出して、改めてイサーンの三点セットの美味さを再確認した。


■ 14:13

ガイヤーンがほしくて、テーブルの下から動かない犬。

昼食代は355バーツと思ったより高かった。

観光地値段かな?



■ 14:43 今日はスアンナプーム空港でAVISにレンタカーを返却する日だ。見たいクメール遺跡が後2ヶ所あるが無理だ。せめて、一ヶ所だけでも行きたいと2号線を飛ばす。

そして、2号線バイパスから205号線に入り4キロほど走り、左折して2198号線を走る。



■10:25
クメール遺跡  No.46
遺跡名 Wat Prang Taung
様 式
寺院に入るとクメール遺跡の石が木の下や、周辺に置かれている。


■15:18

Wat Prang Taung 遺跡は、寺院の奥庭に一基のレンガ造りの祠堂が建っていた。



■ 15:18 まぐさ石は三つの頭のアイラーヴァタに乗るインドラ神が彫られている。祠堂の手前にも、一本のまぐさ石が置かれていたが、判然としない。

この遺跡見学で今回の旅のクメール遺跡見学は終わりだ。



■ 15:59 思ったより、大分時間が掛かってしまった。旧道の雰囲気を残す304号線を飛ばす。


■ 16:17

24号線との交差点を過ぎ、シルクの産地 Pak Thong Chai を過ぎて、少し行った所でスピード違反で捕まる。

ドライバーは「yayo」で、またか!と言う感じで、外国人で女性だから許してくれるだろう…と思ったが甘かった。若い警官は厳しい。

ここは80キロ制限だと言い、罰金400バーツとの事。

「ふうみん」は仕方なく、500バーツ札を出すと、外から見えないように小さく折りたた畳んで、受け取った。そして、行って良いとの事。



■16:59 304号線はカオヤイ国立公園の坂道を下る。運転している「yayo」は景色など目に入らず、警官の袖の下にえらくご機嫌ナナメだ。そして、後を走っていたバスも捕まっていたよ!と自己弁護。

「ふうみん」はついに捕まったか!今までタイの道路を3万キロ近く運転して4回捕まったが初めての罰金だ。と言うことは1/4の確率か!との感想。



■17:59 304号線の夕暮れ。



■ 18:21 夕焼けの雲がとてもきれいだ。旅が終りに近づいたせいもあるだろうが、夕日はタイで見ても物寂しい感がする。


■18:38

チャチュンサオ(Chachoengsao)の市内で最後の給油。

スアンナプーム空港まで、後60キロほどだ。


★給油DATA

給油価格 700 (B)
給油量 29.6 (L)
ガソリン1L当り 23.7 (B)


■ 19:34

スアンナプーム空港の2階の到着フロアに到着し、AVISレンタカーを返却する。

AVISの係員が車をチェックしている。


■ 19:35

メーターゲージを見ると8868キロだ。

スタート時点が6256キロだから、今回の旅は2612キロ走行した事になる。

お疲れ様でした。無事で何よりです。


■ 19:43

スアンナプーム空港の到着ロビーに置かれた荷物。

今、タイに到着した見たいだが、我々は明日の夜に帰国だ。


■ 20:18

スアンナプーム空港から乗ったタクシーの運転手は、タイのタクシーには珍しくおとなしい運転をする好感の持てる青年だった。

しかし、我々を着いたばかりの観光客と思い、タイの何処に行くのか等々?の質問に、「ふうみん」は、何か、急に徒労感を覚えた。

旅も終りに近づき、明日帰国と言う事もある。

「ソーリー、ノー・スピーク・イングリッシュ!」と言い、無言で今晩の宿、スクンビットのスイスパークホテルに向う。


■ 20:32

ここの所、「ふうみん」のバンコクの定宿になった、スイスパークホテル(Swiss Park Hotel)に到着。

東京の時計は22時30分を指していた。

この中級ホテルは交通の便が良く、値段もリーズナブル(52ドル、翌日のレートチェックアウトは6時まで950バーツ)なので、利用している。

ただし、朝食時の日本人やファランのオヤジのタイ女性連れ込みカップルを気にする人は、やめた方が無難。


■20:45

最初、バンコクの夜は「美味い中華料理」でもと考えていたが、思ったより遅くなり、近くのレストランで摂ろういう事になった。

スイスパークホテルから出て、目の前のソイ11にあるレストランに行き来たい。と、「yayo」が言う。

写真のザンジバル・バー&レストラン(Zanzibar Bar & Restaurant)に入る。


■20:52

オープンエアの庭のデッキの上にテーブルが置かれ、テーブルの上には蝋燭が燈されいい雰囲気だ。

ここの客はほとんどがファランだった。


■20:56

メキシコ人の歌手が歌いながら、テーブルの間を回る。

昨夜のコンケーンのレストランといい、メキシコ人歌手が多いのは何故なんだろう?


■21:00

ビールとコーラにサラダとピザを2枚注文。

乾季の吹き抜ける風がここちの良いバンコクの夜をリラックスする。

目の前がホテルだから、今夜はタイの最後の夜を音楽でも聴きながら、ビールでもゆっくりと飲もう。

夕食代、チップ込みで1300バーツ。
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イサーンの大地走行2000キロプラス クメールの残滓を探しに
イサーンの大地走行2000キロプラス クメールの残滓を探しに