旅を終えて
タイ・カンボジア国境のハートレーク。写真の国旗の左側がタイで、右側がカンボジアになる。
■タイの国境の変貌

今回の旅で、タイ・カンボジア国境のハートレークに行った時、その風景の変貌の激しさにビックリした。

昨年の9月に行ったばかりだから、まだ8ヶ月しか経っていないのにクローンヤイの手前十数キロのダート道が完全に舗装され、ハートレーク手前では片道3車線に整備されていた。

道路ばかりではない、ショッピングアーケードやATMまで新築されていた。そういえば、この様な事を以前にタイ・ラオス国境のチョーンメックでも経験した事を思い出した。

タイの国境近くの建造物はどこも立派だ。多分、隣国比べて政治的優位に立つための国策的意味があるのだろう。特に、カンボジア・ラオス・ビルマに対しては、タイの経済的な絶対的優位性もあり、かなり見下した感は否めない。

この文を書いている時点で、タイ・カンボジア国境に位置するカオプラヴィハーン遺跡の世界遺産登録を巡る問題は、政治的な問題へと発展し終結の見通しは立っていない。この問題にも共通した両国の国民感情があるのだろう。

下記に写真で比較して見た。・・・どう、感じますか。



国境の風景 ハートレイク(Hat Lek)
2007年9月 2008年6月
クローンヤイの手前からのダート道< クローンヤイの手前から完全舗装の道
ハートレーク手前は荒れた舗装で片道一車線だ ハートレーク手前は完全舗装された片道3車線だ
トラックの向こう側は軍の施設だった ショッピングアーケードが出来ていた
国境地点の粗末な舗装 国境地点の舗装はきれいになっていた



国境の風景 コンチアム(Khong Chiam)
2003年11月 2006年6月
コンチアム手前の道路は工事中で、5バーツのトゥクトゥクに乗って移動した コンチアムの手前の道路は完全舗装され、片道3車線になっていた
イミグレは鉄柵で、パラソル下の警官に10バーツ払いラオスに越境した 三角屋根のイミグレの建物が立っており、そのまま歩いてラオスに無断越境してしまった



2008年7月 「ふうみん」
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