■行程17日目>ダーンサイからラオス国境をチェンカーンへ



● 走行DATA
当日走行距離 30 km
累計走行距離 6.750 km
当日給油 ー ℓ
累計給油 428.4 ℓ
サワンナケート市内観光図

青色は、バスに乗ってバスステーション迄移動
黄色は、トゥクトゥクに乗ってメコンホテル迄移動
赤色は、歩いて見た区間




■6:10 ラオスから昇る朝日を眺める。建物の間から、赤く染まるメコンが見えた。


■6:39

今日はメコンの対岸、ラオスのサワンナケート(Savannakhet)に、日帰り旅行に行こう。

まず、朝食前にイミグレに行き、オープンの時間を確認する。

イミグレ前のメコンの船着場。


■6:40

イミグレの建物。


■6:40

イミグレの扉に

OPEN 08:30 A.M.
- 16:30 P.M.


と、書かれてあるのを確認。


■6:49

来たついでに、近くのワットシーモンコンターイ(Wat Sri Mongkoi Thai)の境内を、朝の散歩と洒落込もう。

何だ、この2頭の獅子(?)は、まるでマンガの世界だ。



■6:51 昼は大勢の人で賑わうインドシナマーケットも、早朝のこの時間は流石に閑散としている。


■7:14

ホテルに戻り朝食を摂る。


■9:07

イミグレは8時半にオープンだから、9時を過ぎれば空くだろうと思って、9時過ぎに来たら玄関のドアは閉まったままだ。

横のドアから中に入るが誰もいない。

2階にも上がるが人気はない。

しかし、電気はついているしドアも開いている。

どうしてなんだろう?おかしいな~あ。


■9:13

もう一度玄関に行くと、ドアの横に先ほどは無かった貼り紙がしてあった。

「土、日と休日はタイ・ラオス第2友好橋でオープンしている」と書いてある。

今日は土曜日だ!

しかし、もっと皆に分るようにドアに大きく表示して貰いたいものだ。



■9:27 ムクダハーン市内から212号線を5キロほど、メコンの上流に向って走る。大きな道路標識に従って右折すると、目の前にタイ・ラオス第2友好橋のゲートが見えて来る。


■9:30

左側に広い駐車場があったので入り、片隅に車を停める。

本当はレンタカーのままラオスに行きたかった。

しかし、タイ語もラオス語も全く出来ない「ふうみん」が、イミグレで色々と面倒な手続きをする事は土台無理な話だ。



■9:30 駐車場からゲートに向って歩くと、バスが止まっている。あのバスにタイミング良く乗れるかもしれない。


■9:33

パスポートを提示して、国際バスのチケット購入する。

チケット代金は50バーツ。土、日は50バーツで平日は45バーツとの事。


■9:34

イミグレでは空港と同じ様に、通常の通りのタイの出国手続きをする。

出国カードはパスポートから取られ、出国のスタンプが押される。

手続きは、ほんの1分ほどの簡単さだ。


■9:35

先ほど見えたバスが止まっていたので乗り込もうとしたら、警官に阻止された。

このバスはサワンナケート行きの国際バスではなく、VIPの乗った観光バスだった。

どうりで警官や見送りの職員がたくさん居るはずだ。


■9:38

国際バスを待つ乗客は、我々の他誰もいない。

バスの待合所には、寒々としたプラスチックの椅子があるのみ。


■9:42

バスの待合所の壁には、タイと日本とラオスの国旗のあるプレートが貼られていた。

記載内容は下記の通り、日本人として少し誇らしく思う。

この銘板は、第2友好橋と国境管理施設に対し、日本国政府が国際協力銀行を通じてタイ王国ならびにラオス人民共和国に行った協力に対する感謝の意を表して設置されました


■9:54

やっと国際バスが来たようだ。

乗客はバスから降りてイミグレに並んでいる。


■10:02

待機していた「ふうみん」は、国際バスに1番に乗り込む。

他の乗客は、イミグレを通ってから乗り込む。



■10:05 我々を乗せて発車したバスは、トラフィックチェンジオーバーの車線を走る。

ここで面白いのは、タイが左側通行、ラオスが右側通行の為に、タイ側にトラフィックチェンジオーバーという車線を交差させるレーンを設けている事だ。



■10:06 タイ側のメコンの岸辺。メコンに沿って整備された道路が通っている。



■10:06 タイ・ラオス第2友好橋は、片側1車線で2050メートルの長大橋だ。国際バスは大河メコンを渡る。



■10:07 メコンを渡りラオス側のゲートを通る、



■10:08 ラオスのイミグレからムクダハーン行きのバスが出て来た。ラオス所有の左ハンドルの韓国製のバスだ。


■10:19

うれしい事に、日本人は2007年1月1日から15日間以内の観光目的の滞在に限り、ビザは免除されてる。

しかし、イミグレでラオスの馴れない出入国カードに記入して、入国審査を受けなくてはならない。

外国人は「ふうみん」達だけだ。

「yayo」が「早くして、もうバスに皆乗って待っているわ!」と催促に来た。


■10:24

バスに乗り込みラオスのサワンナケートに入る。

乗客は、タイで働くラオス人見たいだ。

今日は土曜日なので家に帰るのかな。



■10:26 初めてのラオスに興味津々の「ふうみん」。



■10:26 サワンナケートの道路は広く整備され、車も人も少なく閑散としている街、と言うのが第一印象だ。

このラオスの第一印象は、2週間後に11日間のラオスへの一人旅が終わっても変わらなかった。


■10:33

サワンナケートのバスステーションに到着した。

帰りのバスの時刻を確認する。

バスは最低1時間に1本は出ている勘定だ。


■10:35

トゥクトゥクに乗って市内に向う。

トゥクトゥクの運転手は、市内まで一人3ドルと言う。

ずいぶん高いと思うが相場が分らない。

交渉して、2人で5ドルにさせて乗客となる。


■10:38

トゥクトゥクは途中ガソリンスタンドに寄る。

このような事は、その後ラオスで何度も経験した。

何しろガソリンが高い、1リットル8,500キップもする。

日本円で1リットルが100円以上になる。

ラオス人の生活感覚からすると、これは法外な値段だ。


■10:44

とりあえず、メコン沿いのメコンホテルの前で降ろしてもらう。


■10:46

メコンホテルの隣が、ワットサイニャプーン(Wat Sayaphum)と言う15世紀に建立された寺院で、壁に可愛らしい彫刻があった。

いかにもラオスらしい絵だ。


■10:47

ナーガのレリーフ。


■10:48

ガルーダのレリーフ。


■10:48

ワットサイニャプーンの中に入り見学していると、数人のしつこい!子供の乞食が来た。

そして、その後には子供の乞食たちを操る女の乞食。

そのしつこさに、気分を害して早々に寺院を後にする。



■10:49 サワンナケートの裏通りを歩く。



■10:52 古びた倉庫。この感じがなんとも言えませんね!



■10:53 メコンに面した乗船場のイミグレの建物。第2友好橋が出来たので、ここを利用できるのはラオス人とタイ人のみと言う。



■10:54 イミグレの建物の中には「Have a good trip」と書かれていた。



■10:55 乗船場の横から、メコン対岸のタイのムクダハーンを望む。



■10:58 イミグレの横に、ラオ・パリ(Lao Paris Restaurant)と言うレストランがあった。「地球の歩き方」にも載っている、有名なレストランだ。

そのオープンエアのテーブルで一休みしよう。


■10:59

まずは、ビアラオとコーラを注文する。

この席からだとメコンが見える。

メコンを眺めながらビアラオを飲む。

…この瞬間、ラオスに来たな~あ!と実感する。

なんと言っても、「メコン」と「ビアラオ」はラオス観光の一番の目玉だろう。


■11:19

しかし、この至福の時間も長くは続かなかった。

先ほどの、子供の乞食とその子らを操る女の乞食が来たと思ったら、その後から次々と物売りが来る。

ラオ・パリの店内に逃避し、急いでビールを飲み干す。

店内は深紅のテーブルクロスが掛けられシックな感じだった。

この店で10ドル札を出したら、お釣りは71000キップだった。



■11:22 サワンナケートの街中を歩く。フランスの植民地時代の建物だろう、コロニアル調の雰囲気が実にいい。「yayo」もこの街並みに満足そうだ。



■11:22 インターネットの店があった。



■11:23 街を歩いていると急に目の前が急に開けた。正面に聖テレサ教会が見えるから、ここは教会の前庭なのだろう。



■12:23 このレストランが綺麗で洒落ているので、昼食はここで摂ろう。


■11:27

カトリックの聖テレサ教会。


■11:33

ツーリズムオフィス(Local Tourism Office)があったので中に入り、地図やパンフレットを貰う。

地図は有料で10,000キップだった。


■11:39

ツーリズムオフィスの親切なスタッフに、「ふうみん」は、日本に帰ったらホームページの「イサーンの大地走行2000キロプラス」に載せると約束し名刺を渡す。


■11:44

街中では、ラオス風の焼き鳥「ピンカイ」を売っていた。


■11:48

先ほどの洒落たレストランに行く。店名は Dao Savanh Restaurant 。

まだオープンしたばかり見たいで、「地球の歩き方」にもツーリズムオフィスで買った地図にも載っていない。

2階に案内されると、時間が早いせいか客は我々のみ。

通された室内は、サワンナケートにあるレストランとは思えない立派さだ。


■11:53

まだ見習い中(後のボーイが指導していた)の初々しい、可愛い女の子にビールを注いでもらう。


■12:02

メニューを見ると本格的なフランス料理のレストランだ。

昼のセットメニューは数種類あり、別々の料理を頼む。

前菜は「ふうみん」はサラダ、「yayo」はスープ。


12:24

メインデイッシュは、「ふうみん」はビーフシチュー。

ビーフシチューの肉の硬いのは仕方が無いか。


■12:24

「yayo」のメインデイッシュ。


■12:40

デザートは二人ともアイスクリーム。

ラオスの田舎でのフランス料理にしては、なかなかおいしかった。

料金は、セットメニュー2人前とビールで145,000キップ(約1800円)。


■12:57

Dao Savanh Restaurant を出る。

満足した昼食だった。



■13:06 バスステーションまで、腹ごなしのためブラブラ歩こう。



■13:10 ビヤレストランがあった。



■13:12 碁盤の目に整備された道路。しかし、車も人も少ない。本当にサワンナケートは、人口12万人を擁するラオス第2の都市なのかな~あ?


■13:18

猛犬に注意の看板。

どう見ても、犬の顔が猛犬には見えない。


■13:20

真っ青に塗られたドアと各種の飲料のカラフルな広告の対比が、すごく素敵だ。


■13:21

こちらの雑貨屋の店頭は、とてもシュールだ。


■13:22

「yayo」は土産物屋に入る。


■13:29

ラオスのパトカー。

良く見ると右ハンドルだ。

右側通行のラオスなのに、どうして何だろう?

「東南アジアの遺跡を歩く」の著者高杉氏からのご指摘。

…このパトカーはタイのパトカーです。何らかの用事でラオスに入ったのでしよう。



■13:30 街角のリサイクルの靴屋。いかにも、ラオスらしい光景ですネ。



■13:39 炎天下のサワンナケート街を、ぶらぶらと歩きながらバスステーションにたどり着いた。


■13:40

流石に疲れた、まずはベンチで一休み。


■14:36

14時30分発のタイのムクダハーン行きの国際バス。

一番前に乗り、左ハンドルの韓国製のバスでメコンを目指す。



■14:42 ラオスのイミグレは30秒で通過出来た。何だか分らないが一人40バーツを請求された。多分、出国税だろう。



■14:43  ラオス側のイミグレの方が、タイ・ラオス第2友好橋が良く見える。


■14:44

イミグレで両替ができる。


■14:54

イミグレからバスに乗る人もおり、立った人も大勢居る状態でバスは発車した。



■14:57 メコンの向こうに、タイの青々とした大地が見えてくる。



■14:57 メコンを渡り、トラフィックチェンジオーバーの路線に入る。今までのラオスでの右側通行を、タイは日本と同じ左側通行なので向って左レーンに入る。



■15:00 タイ側のイミグレ。前もって出入国カードに記入しておいたので、帰りも簡単に入国出来た。ただし、その後に手荷物のX線検査があった。


■15:09

タイのイミグレから駐車場に戻る。

ラオスの日帰り旅行は無事に終了した。

楽しい思い出になるだろう。



■15:32 インドシナマーケットには駐車スペースが無く、近くの寺院の境内に停めたら駐車代を取られた。「yayo」はここで買物を楽しんでいる。「ふうみん」はメコンの岸辺で一休み。


■15:33

ムクダハーンの展望台から、メコン対岸のサワンナケートを眺望する。

先程まで向こう側に居たので、何か変な感じだ。



■15:52 インドシナマーケットは土曜日と言う事もあって込んでいた。


■19:25

夕食にムクダハーンの市内を走って、おいしそうなレストランを探す。

人で一杯のレストランがあり、中に入ると大画面でサッカーの放映をしていた。

何だ、これを見るために混んでいたのか。

味の方はどうなのかな?


■19:35

やはり、料理の味はたいしたことは無い。

残念!だ、今回の「タイ大周遊」の旅の中で一番外れの夕食だった。

夕食代は失念。




Back Next Index