行程1日目



シェムリアップ空港からタクシーで、シェムリアップ市内のオールドマーケット近くのストゥンシェムリアップホテル(Steung Siemreap Hotel)へ




5:11

今回の旅で初めて、成田空港近くのホテルに宿泊した。ホテルの名前はマロウドインターナショナルホテル。外観は立派だが、中は相当にくたぶれている。多分、バブルの時代の建設だ。

しかし、駐車代が2週間無料で空港への送迎つきだから、ある面お得といえよう。

何しろ午前便なのに、当日の朝がゆっくりと出来るのがいい。

朝早く目がさめた。私、団塊世代の「ふうみん」はホテルの周りを散歩する。空気が旨い。



7:48

寝坊の家人の「yayo」も支度が終わった。

部屋の外を見ると飛行機が着陸している。すごい!爆音が室内まで響く。

このホテルは滑走路の近くに建っており、滑走路が良く見える。

そろそろ、成田空港行きのバスの時間だ。出発しょう。



10:09

10:30発のバンコク行きのJAL717便が見えてきた。

今回はバンコク乗換えでシェムリアップに向う。



14:08

オフシーズンのせいか飛行機は空いていた。搭乗率は半分以下だ。席を移動して窓側の3席を2人で座る。快適だ。

コラート(ナコンラチャシーマー)上空を飛行中テレビ画面を見ていたら飛行場が映った。ナコンラチャシーマー空港だと思う。

今回の旅でタイには入国しないが、久し振りのイサーンを懐かしむ。後、数ヵ月後には思う存分タイをレンタカーで走り周る予定だ。



15:32

バンコク空港には14:45に到着した。

ここから、端から端への、長い長いスアンナプーム空港内の移動があり、バンコクエアウェイズのトランジットカウンターで、シェムリアップへの搭乗手続きをした。
…この空港はあまり好きではない。

バンコクエアウェイズのラウンジ(Blue Ribbon Club Lounge)にて、出発までの時間を過ごす。

無料のネットと飲み物と軽食がある。ただし、残念なことにビールは無かった。



18:07

18:25発のPG909便に搭乗する。

機材はAirbus 320だ。



18:59

Airbus 320は片側3人席のシートで、機内はほぼ満席だ。

飛行時間は1時間の予定だが、実際の飛行時間は30分超で到着した。

帰りに分った事だが、多分この予定時間の1時間は、同じ路線を飛んでいるプロペラ機のATR 72に合わせた時間だろう。

このわずかな時間内に簡単な食事が出た。そして、入出国カードと税関申告書を書かなくてはならないので、何しろ忙しい。



19:07

シェムリアップ空港に着いた。空港の建物は出来たばかりだが、何しろ飛行場を除いた周辺は真っ暗闇だ。

下りた乗客が先を急ぐ!多分、ビザの申請をするためだ。



19:08

われわれ、「ふうみん」と「yayo」の二人は日本でe-Visaを事前に取得していた。

現地でビザを取ると20ドル。日本でのe-Visaは25ドルと5ドル高いが、Airbus 320のような飛行機で150人もの多くの乗客が、1度にビザを申請すると入国カウンターも混雑すると思い、事前に取得した。

向こうに見える4番のカウンターが、e-Visa専用のカウンターだ。

おかげで、われわれ2人はスムーズに入国できた。ただし、カウンター内の係員の態度が非常に横柄だ!パスポートを投げて寄こした。



19:12

1番先に入国したので、荷物の受取所にスーツケースはまだ出てこない。

トイレに入ったら、こんな絵のシールが貼ってありビックリした。

小便器で手を洗う人が居るのか?

そんなに、カンボジア国民の程度が低いのか?

それとも、ここを利用する旅行客の程度が低いのか?



19:44

スーツケースを受け取り、タクシーの受付カウンターへ行く。市内のホテルまでは5ドルの協定料金だ。

タクシーはトヨタのカムリ。20分程でオールドマーケット近くのストゥンシェムリアップホテル(Steung Siemreap Hotel)へ到着。

タクシーのドライバーが明日のセールスをしてくる。誠実そうなドライバーなので、車をチャーターしアンコールワットのサンライズを頼む。

ホテルのチェックインの時、横を見たらデヴァターのレリーフがライトアップされていた。アンコールに来た事を改めて実感。



20:00

宿泊するホテルの部屋は、チェックインしたロビーと道路を挟んだ新館の4階だ。

2005年に新装オープンしたホテルの室内は標準的な広さだが、木を多用したなかなか快適な部屋だ。

それにしても、シェムリアップ空港に到着して1時間も経たないのに、色々な手続きを終えてホテルの部屋で落ち着いて居られるとは驚きの近さだ。



20:11

早速、夕食としょう。

ホテルから2軒の店を通り過ぎると、そこはもうオールドマーケットのある交差点だ。

フランスの植民地時代を彷彿とさせる街並みが展開する。この直ぐ近くに、バーストリートと呼ばれるレストランやカフェが建ち並ぶシェムリアップ一番の繁華街がある。

土曜の夜という事もあり、大変な賑わいだ。



20:18

旅行客で混雑するバーストリートを通り抜ける。

並行して通る、細い裏バーストリートと呼ばれている通りを歩いていると、ANGKOR FAMOUSという感じの良いクメール料理店があった。

「ふうみん」は、最初の晩はやはりクメール料理がいいね!と「yayo」に同意を求めて店に入る。



20:22

まずは、何といってもアンコールビールだ。

アンコールビールでのどを潤す。つまみのピーナッツも塩が利いて旨い。

南国の最初の夜、周りの人々の喧騒とまだ馴れない暑さ。

しばし、目の前を行き過ぎる旅行客をぼんやりと眺めながら、旅の感慨に耽る。初めてのカンボジアの夜だ。

ビールが旨い!…もう一本、注文する。



20:34

クメール料理を4品頼んだ。

まず、グリーンサラダを食す。
何なんだ……この、ドレッシングのしょっぱさは。塩と胡椒の加減を完全に間違えている。

後の料理の味も平凡だ。
何か最初の晩から、裏切られた思いだ。

料金は12.5ドル。
評価は★一つだ。



21:04

今日は丸一日がかりの移動でさすがに疲れた。

明日はアンコールワットのサンライズを見るため、タクシーが4:50に迎えに来る。

ホテルの部屋に帰り、シャワーを浴びて早く寝よう!

それにしても、最初の晩からひどい料理で手荒い歓迎を受けたものだ。



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