今回の旅「知られざるイサーンをゆく」にあたって
今までの旅、第二部の「メコン街道をゆく」から、第四部の「ナーン 辺境を走る」までの走行計画を立てる前には、まず先にテーマを決めてから内容に合ったタイトルを決めた。
計画中の旅にタイトルを付ける事により、これから行く旅のイメージが具体的により鮮明に頭の中に形成される。それから、旅の計画を練る。これが、「ふうみん」流の旅の方法論だ。
そして、元映画青年の「ふうみん」にとって、昔懐かしい映画のタイトルなどを思い出しながら、一連の思索をめぐらす時が、またとても楽しい時間だ。
今回の旅のテーマは直ぐに決まったが、タイトルがなかなか決まらなかった。テーマは、イサーンのまだ足を踏み入れていない5県(タイは県名と県都とが同一名なので県都を対象とする)と素通りした2県の計7県を巡り、イサーンの全19県を制覇する事だ。
対象の7県を情報収集のためネットサーフィンしていると、「ニューロード」のサイトに「タイの県名認知度アンケート」が載っていた。そこで、今回の旅の対象7県を調べたら
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タイの県名認知度アンケート (出典)ニューロード |
順位(76県) |
県名(イサーン) |
認知度 |
33位 |
サコンナコン |
55.2% |
46位 |
ブリーラム |
43.8% |
63位 |
カラシン |
28.6% |
67位 |
マハサラカーム |
26.7% |
68位 |
ヤソトーン |
25.7% |
74位 |
アムナートチャルン |
17.1% |
76位 |
ノンブアランプー |
16.2%
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と、タイの全76県の認知度の下位10位に4県が該当し、その他の県も低い。
そこで、知名度の低い県を対象に巡るので、「知られざるイサーンをゆく」と少し通俗的なタイトルを付けた。
タイトルが決まると計画が立てやすい。まず、対象の県に未訪問の「クメール遺跡」を加え、イサーンの旅の原点であるコンチアムの「トーセンリゾート」の宿泊を加えた。そして、タイの地図上に何回もルートを引き直して出来上がったのが、今回の旅になった。
観光立国タイの中でも、認知度の少ない「知られざるイサーン」の旅をWEB上でご一緒に… |