30 長野・山梨縄文紀行 2022.12
早朝に家人の「yayo」と相模原の自宅を出て、中央道の談合坂SAで朝食を摂る。


諏訪ICを降りて、「諏訪市博物館」に到着。

諏訪市博物館の赤いモニュメントは、神体山の方角を御柱や鳥居をイメージしているとのこと。


何と、3点(18番~20番)の土偶のみ、撮影可能との事に驚く!

館内は、撮影禁止です。注意!

今時、こんな博物館が存在していたことに驚き・・・早々に退散した。


18番 土偶

台御堂遺跡

縄文時代晩期


19番 土偶

荒神山遺跡

縄文時代中期


20番 土偶

穴場遺跡

縄文時代中期


箕輪町郷土博物館の駐車場は5台分しかなく、中学校のグランド側からしか入れないので注意が必要だ。


箕輪町郷土博物館の正面には、飯田線の辰野~飯田間を走ったED19型電気機関車が静態保存されている。


顔面把手付土器

丸山遺跡出土

縄文時代中期



顔面は内側を向いており、胴部にヘビを思わせる曲線の文様が付いている。


双口土器

荒城遺跡出土

縄文時代前期



一つの土器に、二つの口が付いているU字形の土器。

こんな形の土器は初めて見た。

何に使用したのだろうか?不思議な土器だ。



左、土偶。 長田遺跡 縄文時代後期 右、土偶。 御射山遺跡


湧き水の「延命水」を給水。

水質検査でOKとの表示があり、安心して飲用出来る。


諏訪市内のレトロな飲食店街を歩く。

いい雰囲気だ。


伊那市創造館には、駐車場がなく近くの市営駐車場を利用する。

創造館には2つの重要文化財がある。「顔面付釣手型土器」と「御子柴遺跡出土品」だ。


顔面付釣手型土器
重要文化財

御殿場遺跡出土

縄文時代中期


この土器は、煮炊きに使う土器よりも分厚く丈夫に作られていたため、壊れずにほぼ完全な状態で出土した。


顔の付いている表側と裏側の造形が大きく異なるのが特徴で、紐状の粘土でつくられた模様は女性の髪の毛を表現しているのではないかと言われている。

左右には大きな五本の指のような部分が形作られている。

どのような目的で作られたのかは、わかっていない。


顔面把手付大深鉢
伊那市有形文化財

月見松遺跡出土

縄文時代中期中葉



土器の上部に環状の把手があり、その両側に半円形の浮文で乳房を表している。

土器の中心部、円形の浮文は「ヘソを示す突起」または、「生まれ出る赤ちゃん」が表現されている、と、考えられている。


土偶

月見松遺跡出土

縄文時代中期初頭



縄文時代中期初頭の土偶は、上伊奈では6点しか出土していない。

この土偶は、お腹とお尻が大きく表現され、妊婦を表している。

土偶には、「つきミン」と愛称が付けられている。



「神子柴遺跡・重要文化財」は、1万5千年前の遺跡。6メートル×3メートルの狭い範囲から、完成された石器がまとまって出土した。

大型のものが多く、刃の部分を磨いた石斧や、両面を加工した尖頭器など、非常に高い技術で作られている。


昼食は「信州伊那そば処 名人亭」で摂ろう。


「十割蕎麦」を注文。

野菜の天ぷらとみたらし団子が付いていた。


直ぐ近くの「みはらしの湯」に入湯。

平成6年11月に湧出した、「まほら伊那羽広温泉」を利用した入浴施設。



みはらしの湯だけあって、雄大な南アルプスと伊那市街を眺望できる。


「辰野美術館」は、冬季間の休館に入っていた。


中央道を走り、「韮崎市民俗資料館」に入館。

この施設は、午後4時ごろまでに入館してくださいと、Webサイトに載っていた。

時間ギリギリの見学だったので、資料館の写真を取り忘れためWebサイトから借用。


土偶

石之坪遺跡出土

縄文時代中期



きれいに磨かれた肌と文様の溝に塗られた赤い塗料が特徴の美人土偶。

なんでも、美人土偶コンテストの全国2位で、愛称は「ミス石之坪」という。


この資料館の2大スターのもう一つは、中空土偶の愛称「縄文の仮面小町ウーラ」。

国宝土偶の「仮面の女神」に似ている。


土器(埋甕)

坂井遺跡出土

縄文時代中期


今晩の宿「コンフォートイン甲府昭和インター」にチェックイン。

2度目なので、すんなりと駐車場に入れた。


ホテルの近くの「旬彩酒楽ぴえろ」で夕食を摂ろう。

なかなか雰囲気のあるお店だ。


甲州名物鳥もつ煮。


白子ポン酢。


国産牛もつ鍋からみそ。


その他を注文し、エビスビールと熱燗を飲む。





「道の駅 富士川」に到着。

「yayo」は、ここで買った大きな渋柿にご満悦。



この道の駅から富士山方向を望むが、手前の山に遮られ富士山は見えない。



「奈良田温泉 女帝の湯」に朝一番で入浴。もう10回ぐらい来ているだろう、お気に入りの温泉だ。


美延にある蕎麦店「あずみの」で昼食を摂ろう。

わかりづらい場所にあるので、注意が必要だ。


天ざる蕎麦を注文した。


「富士宮市埋蔵文化財センター」は、富士川沿いの辺鄙な場所にある。

芝川町と合併したからなのかな?



展示室は「出土した土器・石器の展示」と「市内の主な遺跡の紹介」の二つで構成。縄文時代~近世まで新旧の土器を順番に並べている。こちらは縄文土器。


装飾把手。

滝戸遺跡

縄文時代中期



深鉢形土器に付けられた大型の豪華絢爛の把手。


土偶は5点ほど展示されていた。

滝戸遺跡、上石敷遺跡

縄文時代中期


右上の図は下記の安養寺土偶だ。


静岡県埋蔵文化財センターは、平成28年10月に旧県立庵原高等学校に移転した。


土偶

三島市押出シ遺跡

縄文時代中期


人面把手

桜畑上遺跡

縄文時代中期


異形部分磨製石器

桜畑上遺跡

縄文時代早期



「トトロ」だと思ってよく見たら、「トロトロ」だった。

何で?と思って調べてみると、
・・・固まった物が溶けて軟らかくなっているように見えるため、「トロトロ石器」と呼ばれるようになったという。


「富士山かぐや姫ミュージアム」は、広見公園の中にある。


展示室に入ると、正面に縄文の遺物を納めた展示ケースがある。



3、鯨面土偶 駿河山王遺跡 縄文時代晩期  4、土偶(足)天間沢遺跡 縄文時代後期  5、土偶(複製) 杉田中村遺跡 縄文時代後期 これは、安養寺土偶の複製だ。



1、深鉢 天間沢遺跡 縄文時代後期  マムシがついた土器
2、注口土器 赫夜姫遺跡 縄文時代後期  口から注がれたのは酒か幻覚剤か
3、深鉢 破魔射場遺跡 縄文時代後期  ヒト?サル? 顔の付いた土器
4、釣手土器 破魔射場遺跡 縄文時代中期  顔の付いた灯下具


この博物館の直ぐ近くに東名のICがあるので、一路相模原へ帰宅する。
イサーンの大地走行2000キロプラス 小さな旅のアルバム
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