|
|
朝の新宿は快晴だが、長野の明日の天気予報は良くない。
「ふうみん」は、友人たちと「山歩きの会」を結成している。
昨夏は「上高地」に行ったが、今年は「白馬八方池」を歩くことになった。参加メンバーは5人。
旅程は、8月24日(日)の9時30分新宿発のバスに乗り、「白馬八方温泉」へ向かい、そこで宿泊。
翌日、「白馬八方池」へトレッキングし、八方温泉に戻り入浴。その後バスで新宿に戻るルート。 |
|
|
|
|
|
3時前に八方バスターミナルに到着し、バス停近くの白馬八方温泉「しろうま荘」に投宿。
しろうま荘は、こじんまりとした落ち着いた宿だ。 |
|
|
|
|
旅館の部屋の窓から白馬連峰を望む。雲がかかり、明日は雨模様との事。 |
|
|
|
散歩に出かけると、上空をハングライダーが飛んでいた。 |
|
|
|
|
「白馬ジャンプ競技場」へ行く。この場所で、1998年の長野冬季オリンピックのジャンプ団体が、金メダルを獲得した事は今でも鮮明に覚えている。
リフトに乗ってジャンプ台の上から見学しょうと思ったら、ちょうど運行時間が終わってしまい残念ながら断念した。 |
|
|
|
ジャンプ台近くに咲いていた花。 |
|
|
|
|
|
帰り道に「細野諏訪神社」に寄る。ここの境内には、素晴らしい杉の大木が鎮座していた。
その大木にビックリし、仰ぎ見るメンバーたち。
この杉の大木は、高さ41m、幹回り10.8mもある。
樹齢は1000年ともいわれ、村の天然記念物になっている。
細野諏訪神社の創建は定かでないが、平安時代の荘園・四ヶ庄の鎮守と推測される。
なお、境内には縄文時代の竪穴式住居跡もある。 |
|
|
|
|
|
道の角に置かれた石仏。
いかにも、「塩の道」の歴史を感じますね。
塩の道沿いには、今でもたくさんの石仏があるという。
その昔、旅人の安全を祈願したものだろう。 |
|
|
|
|
|
しろうま荘の温泉に入る。もちろん、源泉かけ流し。
この温泉は、「美人の湯」とも言われ、日本で最もアルカリ度の高い温泉の一つという。
浴槽の写真は、WEBサイトから拝借。 |
|
|
|
|
|
宿の温泉に入った後は、お待ちかねの夕食。
よく飲み、よく食べて、部屋に帰って、また地酒で飲み直し。
こういう時だけは、寄る年波を感じさせませんネ。
・・・山に登ると、直ぐ元に戻ります。 |
|
|
|
|
|
朝起きると、案の定雨が降っている。
山には重い雨雲が垂れ込め、メンバーの一人「さっぽろさん」が、山に登るのを嫌がる。
曰く「山に登っても霧で何にも見えない。麓の温泉に入り、酒を飲んでいた方がいい」とごねる。
「ふうみん」も、心の片隅ではそう思わないでもないが、団体行動優先でどうにか説得。 |
|
|
|
|
|
「しろうま荘」の前でメンバー全員で記念写真。
左から、
・競馬王の「さっぽろさん」
・ご夫婦の「奥さん」と「リーダー」
・ボート王の「秋ちゃん」
・そして、「ふうみん」
全員無事に下山出来ますように。 |
|
|
|
|
|
そんな、メンバーたちの思いが出たような、古いオリンピックの看板。
もう16年も経ったのかと思うと、感慨無量だ。
16年後には、このメンバーで何人元気でいるのかな?と、口に出さず、ひとり心の中で思う。 |
|
|
|
|
|
八方ゴンドラリフト「アダム」に乗り、標高約1400mの兎平駅へ。 |
|
|
|
|
|
兎平駅から、アルペンクワッドリフト、グラートクワッドリフトと乗り継ぐ。 |
|
|
|
|
その途中で見える白馬三山の威容は、ぶ厚い雲の覆われていた。 |
|
|
|
標高差1060mを一気に登り、標高1830mの第1ケルン・八方池山荘へ到着。
小雨模様なので、ここで雨具を着用する。 |
|
|
|
|
|
登るのをごねた「さっぽろさん」もここまで来たら行くしかないと、開き直って足取りも軽く登る。 |
|
|
|
|
|
「リーダー」と「奥さん」は二人で仲良く、前向きに登る。 |
|
|
|
|
|
八方尾根は高山植物の宝庫で、その数347種という。
オオバギボウシ(ゆり科)
和名は、蕾が和橋の欄干の擬宝珠に似ているので大葉擬宝珠という。 |
|
|
|
|
|
ヤマブキショウマ(ばら科)
升麻というのは生薬の名で、 小葉の形が山吹に似ているというのが和名の由来。
若芽を山菜として食用にされる。 |
|
|
|
|
|
クルマユリ(ゆり科)
和名は、茎に輪生する葉を車輪の輻(や)にたとえたことに由来する。 |
|
|
|
|
|
「八方ケルン」で雨具を脱ぐ。 |
|
|
|
|
登山道の脇を見ると、霧の中に可憐な高山植物が咲いていた。手前はタカネマツムシソウ、後ろはヤマブキショウマ。 |
|
|
目的地の「白馬八方池」に到着したが、生憎なことに霧の中だった。白馬八方池は、雪に押し出された土砂の堆積で出来た池で水深は4.4m。
鏡のような八方池に映る白馬三山の美しさの景観を期待したが、霧の中ではその姿をイメージするしかない。 |
|
|
|
とりあえず、目的地には無事に着いたので、全員そろって記念写真。 |
|
|
|
|
|
「秋ちゃん」は、毎年の年賀状に登山の写真を使用している。
「八方池」の標識の前で、年賀状用のすましたポーズをとる。 |
|
|
|
|
|
「ふうみん」も記念写真。
もう多分、ここに来ることはないと思うので。 |
|
|
|
|
前を歩いていた団体客から歓声が上がった。歓声の方向を見ると、霧の合間から白馬三山が覗いていた。白馬三山とは、白馬鑓ヶ岳(標高2903m)、杓子岳(2812m)、白馬岳(2932m)の事。
ここで、拙句をひとつ 霧の中 白馬連峰の 一瞬さ |
|
|
|
無事に下山し、八方温泉の「第2郷の湯」に入浴し登山の汗を流す。
この温泉は、アルカリ温泉で美肌効果があるといわれ、溶存物質が少ないので体に影響を与える物質が少ないという。
まさに・・・天国、天国。 |
|
|
|
|
|
第2郷の湯近くの「そば処まえだ」に入る。
地元の名物「モロッコいんげん」と「枝豆」をつまみに、まずはビールで乾杯をする。
登山後の風呂上がりにはビールは最高だ。 |
|
|
|
|
|
大盛り蕎麦を頼んだら、この山のような分量に驚く。
全員、大盛りを完食出来ず。
そこで、拙句をひとつ
夏山と 大盛り蕎麦に 難儀して |
|
|
|
|
|
八方バスターミナルから、14時20分発の新宿行のバスに乗る。 |
|
|
|
|
|
20時前に新宿に到着。
京王モールから直結している、中華料理「謝朋殿」で夕食を摂り、散会する。
・・・お疲れ様でした。
来年は、どこに行くのかな? |