12 森将軍塚古墳に行く 2013.12
12月の初旬の平日、次男が休日だというので、家人の「yayo」と3人で長野に出かけることにした。

目的は、戸倉上山田温泉の入浴と新そば。それに、森将軍塚古墳の見学である。

途中のPAに寄ったら、EVの充電ステーションが出来ていた。


まずは、戸倉上山田温泉の「万葉超音波温泉」に入浴。

入浴料350円。

戸倉上山田温泉の外湯は、何処も入浴料が安くて泉質は抜群に良いので、オススメです。

ここも、もちろん源泉かけ流しで、泉質は単純硫黄泉(低張性弱アルカリ性高温泉)。



城山城址公園から眺めた風景。かすかに霞む初冬の山里の景色はいいね。


築250年の萱葺屋根が目印の「蕎麦料理処 萱」に行く。

この建物は、元々は酒屋(蔵元 坂井銘醸)の母屋として使用していた座敷を復元し、そば処として平成6年に開店した。


限定十食の十割蕎麦と野菜天ぷらを注文。

蕎麦好きの3人とも二重丸の美味しさに満足、満足。


直ぐ近くの「長野県立歴史館」隣の「森将軍塚古墳館」へ向かう。

「ふうみん」は、復元された古墳として有名な、神戸の「五色塚古墳」を一度見学したかった。

神戸に3年近く単身赴任していたが、阪神大震災などに会い見る機会を失っていた。

そんな事もあり、復元された古墳に興味津々。


「森将軍塚古墳館」から、後ろの山を見上げると「森将軍塚古墳」が見える。

ここへはバスに乗っていく。バス往復料金500円。



森将軍塚古墳は、発掘調査の結果に基づき正確に復原したもの。古墳には石が積まれ埴輪が並んでいる。今から、およそ1600年ほど昔に造られた、全長 約100mの前方後円墳で、当時の科野のクニを治めていた王の墓と考えられている。

■所在地:長野県千曲市大字森字大穴山
■規模/時期:全長約100m前方後円墳/4世紀代の築造


横たわった埴輪。



森将軍塚古墳からは、科野(しなの)の里が一望できる。里からは、巨大な規模の墓が遠望でき、時の権力者の力を見せつけられただろう。


花輪が並んだ森将軍塚古墳。



下から眺めても迫力がある。


「森将軍塚古墳館」に入る。

ここでは、森将軍塚古墳の竪穴式石室や、出土した副葬品・埴輪などを、実物や模型・映像によって展示してある。

入館料200円。

発掘された埴輪。


副葬品の剣、管玉、ガラス管。


復元された竪穴式石室。

竪穴式石室の一部を実際の大きさに石を積んで再現してあり、石積みの様子や石室の大きさを観察出来る。


すぐ隣の「長野県立歴史館」に行く。

ここは、考古資料・文献資料の収集 とともに、 常設展示室・企画展示室を設けて、長野の歴史をわかりやすく展示している。

入館料300円。



縄文時代中期の土器。屋代遺跡群発掘。



素晴らしい国宝の土偶の「縄文のビーナス」と「仮面の女神」。これで、5つある縄文土偶の国宝を3つ見たことなる。

「縄文のビーナス」は、棚畑遺跡から出土。全体像は下方に重心がある安定した立像形で、全長27センチ、重量2.14キロ。頭は頂部が平らに作られ、円形の渦巻き文が見られることから、帽子を被っている姿とも髪型であるとも言われている。平成7年、国宝に指定。 

「仮面の女神」は、中ッ原遺跡から出土。全身がほぼ完存する大形土偶で、全長34センチ、重量2.7キロ。顔に仮面をつけた姿を思わせる形であることから、一般に仮面土偶と呼ばれるタイプの土偶。平成26年、国宝に指定。


明治初期の生糸の取引の絵。

辮髪の中国人が描かれている。



「姥捨の棚田」から、善光寺平を一望する。「姥捨の棚田」は、平安時代の頃から観月の名所として知られ、万葉集にも詠まれた場所。 江戸時代から明治にかけて開田が大きく進むにつれ、小さな棚田に映りこむ月影が一層注目されるようになった。


旅の〆は、下諏訪温泉「湖畔の湯」に入浴。

サッパリして、中央道で帰宅する。
イサーンの大地走行2000キロプラス 小さな旅のアルバム
イサーンの大地走行2000キロプラス 小さな旅のアルバム