11 平湯温泉と上高地への旅 2013.08
「ふうみん」は、友人たちと「山歩きの会」を結成している。

今回は「上高地」を歩くことになった。参加メンバーは5人。

旅程は、8月18日(日)の11時新宿発の濃飛バスに乗り、一路「平湯温泉」へ向かい、そこで宿泊。

翌日、ゆっくり「上高地」を散策し、また平湯温泉に戻り入浴。その後バスで新宿に戻るルート。

高速バス内には、大量の酒類とつまみと弁当を持ち込んだ。

このバスには、トイレが付いているで、いくら飲んでも安心だ。


バスは釈迦堂PAと諏訪湖SAで休憩する。

諏訪湖SAから、諏訪湖を眺め一服。


平湯温泉のバスターミナルに15時20分に到着。

4時間半の順調なバスの旅だった。


平湯温泉での宿泊する旅館は、バスターミナル近くの「安房館」。


安房館の温泉の泉質は炭酸水素塩泉で、もちろん源泉賭け流し。

露天風呂もあり、温泉好きな我々は何度も入浴を楽んだ。


夕食は、飛騨牛とアルコールを満喫した。

残念ながら夕食の写真はナシ。

最近飲む時に、カメラ持参を失念する。…ボケの兆候か?

その後、部屋で地酒「天領」の1升瓶を空け、メンバーと談笑しご機嫌の「ふうみん」。















安房館の朝食。

おいしく頂きました。


本日は快晴。

平湯のバスターミナルから8時過ぎの臨時バスに乗り、大正池へ向かう。

安房トンネル経由で、15分ほどで到着。



「大正池」から「穂高連峰」を望む風景は、まさに絶景という言葉が当てはまる。雲が少し掛かっているのが残念だ。

大正池の水面上の有名な立ち枯れの木々は、昭和初期には二千本を数えたというが、今はわずかを残すのみ。


大正池をバックにした、メンバーの「秋ちゃん」。

趣味は競艇で、全国24ヶ所の場を全て制覇した猛者。

大正池は1915(大正5)年6月6日に焼岳が大噴火をおこし、その際に噴出した多量の泥流により、梓川がせき止められて出来た池。


焼岳をバックにした、メンバーの「さっぽろさん」。

こちらの趣味は競馬。その関係で、「ふうみん」も年に数回ほど馬主席に招待されてる。

11月に京都競馬場の馬主席に、「ふうみん」も同行予定。

焼岳は標高2455メートル、長野県と岐阜県の県境にある北アルプス唯一の活火山。

その活火山の為に、平湯温泉などの温泉が周囲に多い訳だ。



田代湿原から眺めた穂高連峰。この山は何処から眺めても素晴しい山だ。


「田代池」には大きな岩魚が悠々と泳いでいた。

そこで、拙句をひとつ。


田代池 主の岩魚は 堂々と


…田代池の「田代」とは水田の事。


大正池から梓川沿いの道を歩き、「帝国ホテル」でティータイム。

男性たちはコーヒーだけ注文、唯一の女性メンバーの「奥さん」はケーキも注文。

やはり、女性はスィーツが好きですね。


ウエストンの碑。

日本アルプスの名を世界に紹介した英国人「ウォルター・ウエストン」を記念する碑が、岩肌にはめ込まれていた。


残るメンバーの二人。

「リーダー」と「奥さん」。

「リーダー」はこの会の主催者で、趣味は油絵と前の二人より高尚です。

「奥さん」は、趣味のディズニーランドへ千回以上も通っているという超マニア。


大正池からのんびり歩き、2時間ほどで「河童橋」に到着。

流石、この時期は上高地銀座と呼ばれる人込を実感した。

河童橋の命名の由来は不明という。

昔、河童橋の下は深淵で、その深みを「河童の渕」と呼んでいた。また、芥川龍之介の小説「河童」から名付けられたなど、諸説ある。


河童橋から、梓川の左岸を歩き、「明神」へ自然豊かな中の道を歩く。

その途中にある「六百山」を写す。

六百山という、変わったの名前の由来は、この山から切り出した丸太の数にちなんで付けられたと言う。


明神の休憩所では、「リーダー」がバーナーでお湯を沸かして、皆に味噌汁を振舞ってくれた。

この気持ちがうれしいネ。


「明神橋」を渡り、梓川右岸を歩き河童橋まで戻る。


穂高神社」にお参りする「さっぽろさん」。

穂高神社の御祭神は、北九州の海神で、北アルプスの総鎮守として鎮座している。

上高地は古くから、神降地、神合地、神垣内、神河内などとも呼ばれ、神々を祀るにもっともふさわしい神聖な場所とされてきた。



神秘的な「明神池」の眺め。この池は、明神岳から伏流水が湧き出ているため、透明感あふれる水面が空を映し静寂に広がる。


梓川右岸は湿地帯になり、木道の上を歩くメンバーたち。


河童橋へ戻り、「ホテル白樺荘」でのお待ちかねの昼食。

10キロ以上も歩き、たくさん汗をかいた体には、ビールがノドに沁み込みますネ。


トマトカレーの酸味と、冷たいビールのコラボが絶妙の味でした。


河童橋で記念撮影するメンバーたち。


左前から「ふうみん」、「さっぽろさん」。

後ろの左から、「秋ちゃん」、「奥さん」、「リーダー」。


河童橋近くのバスターミナルから、平湯バスターミナルに戻り、近くの温泉施設「ひらゆの森」に入湯。

うれしい事に、この巨大な温泉施設は源泉掛け流しだった。

上高地でのウオーキングの汗を流し、着替をえて心身ともサッパリした。


バスターミナル近くに、山からの湧き水を引いた「振舞水」がある。

メンバー各自、空のペットボトルに水を詰める。

そして、16時発の濃飛バスで新宿に戻るので、バスターミナルの売店でビールや日本酒を買い入れる。


新宿20時30分着の予定が、混雑の為1時間ほど遅れて到着。

新宿バスターミナル近くの中華料理店で、反省会を開き解散した。

ご隠居生活の「ふうみん」は、気心の知れた「山の仲間」たちと、楽しい時間を過ごせた事に改めて感謝の念を抱いた。

…それにしても、「上高地」のウオーキングは天気にも恵まれ、最高でした。
イサーンの大地走行2000キロプラス 小さな旅のアルバム
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