松本市立考古博物館
(20-07)


「松本市立考古博物館」は、縄文遺跡と古墳の宝庫として知られている中山の地にあり、前身の建物である中山考古館に収められていた地元出土品と、市内各地で行われている遺跡発掘調査の膨大な出土品を収蔵・展示する目的で、昭和61年に開設された。

館内には、常設展示室、企画展示コーナー、図書室、収蔵庫、遺物整理室などが置かれ、敷地内に原始・古代の復元住居1棟からなる古代公園が併設されている。


・見学日 2022年6月5日


「松本市立考古博物館」は、昭和6年に中山尋常高等小学校に創設された中山考古館を前身とし、昭和61年に現在地に開館した。


土偶

女鳥羽川遺跡

縄文時代後期


土偶

坪ノ内遺跡

縄文時代中期


遮光器土偶

エリ穴遺跡

縄文時代晩期


東北地方の晩期に特徴的な遮光器土偶をまねて作った土偶頭部。

目、鼻が二対という特異な表現となっている。


人面付土版

エリ穴遺跡

縄文時代晩期


この人面付土版の表面には、女性の全身(顔・乳房・腕・足・性器・着衣)が表現され、非常に珍しい土版。

また、ほぼ真二つに割られて出土したことから、この土版は護符以外の用途の可能性も考えられる。


土偶装飾付土器

エリ穴遺跡

縄文時代晩期


華やかな文様の縄文時代中期の展示コーナー


唐草文様土器 縄文時代中期


土偶


深鉢(埋甕)

エリ穴遺跡

縄文時代晩期


100センチ近い大きな土器で美しい装飾がされている。・・・学芸員のおススメ資料


企画展「エリ穴遺跡の精神世界」・・・松本市重要文化財に指定されている土製耳飾・土偶などの出土品のほか、関連する資料の展示をとおして、縄文時代のエリ穴遺跡に暮らした人々の儀式・交流等を解説している。



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