塩尻市立平出博物館
(20-06)


「塩尻市立平出博物館」の館内には4つの展示室があり、平出遺跡をはじめ、塩尻市内の遺跡から見つかった土器や石器、民俗資料などが展示されている。

1950年から大規模な発掘調査が進んだ平出遺跡の出土品を収蔵・展示するために開館し、考古資料展示室では、縄文早期・前期・後期・晩期に時代別に展示してある。

また焼町式土器(焼町土器)の由来となった市内塩尻町の焼町遺跡の出土品も併せて展示している。


・見学日 2022年6月5日


「塩尻市立平出博物館」は、平出遺跡公園内にある。


土器

平出遺跡

縄文時代中期


土器

平出遺跡

縄文時代中期


唐草文深鉢型土器

平出遺跡

縄文時代中期


頸部に、人の腕のような渦巻きをつなぎ合わせたような文様がある。

胴部には沈線で唐草文風の文様が描かれている。


土器(愛称・ドラえもん土偶)

平出遺跡

縄文時代中期


「ドラえもん土偶」の愛称で親しまれている。顔に施されているのは、ヒゲではなくて入れ墨だ。


土器

平出遺跡

縄文時代中期


猫にしか見えないが、これもヒゲではなくて入れ墨だ。


土器

平出遺跡

縄文時代中期


国宝の「縄文のビーナス」に似て、ハート形の顔にきりりとした目の美人の土偶だ。


土器

焼町遺跡

縄文時代中期
女性の姿をしている事から、豊かな収穫や出産を祈る土偶。

完全な物がない事から、壊すために作られたと思われる。

文様や形から、当時の人々の姿を知ることができる。


石斧や耳飾りなど平出遺跡出土品


土偶 平出遺跡 縄文時代中期


左、土偶装飾付深鉢形土器
爼原遺跡


中、顔面把手付深鉢形土器
小段遺跡

右、顔面把手付深鉢形土器
平出遺跡


いずれも縄文時代中期


土偶形容器

下境沢遺跡

弥生時代



これが、弥生時代の土器だと知りビックリした。

縄文から弥生に時代が変わったが、縄文の精神や技術が残されて、融和的に時代が変遷された証と思える。



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