南アルプス市 ふるさと文化伝承館
(19-02)


「南アルプス市 ふるさと文化伝承館」は、「子宝の女神 ラヴィ」で知られる、国重要文化財の鋳物師屋遺跡の土偶や土器などをはじめ、市内の遺跡から出土した考古資料、昔懐かしい民具などを展示している。

縄文文化を代表する世界で最も有名な出土品は何でしょうか❔火焔土器、あるいは遮光器土偶などを思い浮かべるかもしれませんが、実は、縄文文化の顔として世界的に知られているのは、鋳物師屋遺跡から出土した土器と土偶なのです。何と、大英博物館にも展示されたという超有名な出土品です。


・見学日 2016年6月16日


「南アルプス市 ふるさと文化伝承館」の休館日は、「木曜日」なので注意が必要だ。


人体文様付有孔鍔付土器
重要文化財

鋳物師屋遺跡

縄文時代中期


土器に漫画❔世界に縄文を知らしめた出土品。

この土器の顔の文様は、一段とリアルで現代アートやアニメの作品といっても通じます。

手の指は3本で表現されている。


円錐形土偶
「子宝の女神 ラヴィ」
重要文化財

鋳物師屋遺跡

縄文時代中期


大きくお腹が膨らみ、妊婦が左手でお腹をさすっているように見える事から、「子宝の女神 ラヴィ」という愛称がついている。

この土偶も、手の指は3本で表現されている。


「ラヴィ」の後ろ姿。

この土偶の腹部は空洞になっていて、中に鳴子が入って土鈴のようになっている。

ちなみに、「ラヴィ」とはフランス語で「命」の意味。


一列に並んだ土偶の頭。どれも強烈な個性を持っている。


真ん中に鎮座している

眼球を表現した土偶

鋳物師屋遺跡

縄文時代中期


土偶装飾付土器

鋳物師屋遺跡

縄文時代中期


人面把手

北原C遺跡

縄文時代中期


土偶

北原C遺跡

縄文時代中期


カエルと蛇が表現された土器。

口縁部に4つある三角の尖った部分が、上を見ている蛙の頭で、カエルの上にとぐろを巻くように作られているのが蛇。見方によっては蛇が蛙を食べているようにも見える。


水煙文土器 北原C遺跡 縄文時代中期



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