縄文の里・朝日 奥三面歴史交流館
(15-03)


新潟県村上市(旧朝日村)の奥三面地区に、縄文時代から現在に続く人々の暮らしがあったが、「奥三面ダム」建設のためダムの底に沈んだ。 「縄文の里・朝日 奥三面歴史交流館」は、 その奥三面地区の遺産を展示してある。

奥三面ダム建設のため発掘調査は、11年間にわたる現地調査を平成10年12月で終了し、19遺跡、面積約16haが調査された。調査の結果、旧石器時代、縄文時代、弥生時代、古墳時代、江戸時代の生活の跡や土器・石器などが発見された。

奥三面歴史交流館では、奥三面が残してくれたものを展示し、さまざまなものづくりを体験することを通して、奥三面のことを伝えている。


・見学日 2021年10月20日


国道7号線から、県道349号線の山道を通り、「縄文の里・朝日 奥三面歴史交流館」に到着。

この奥三面歴史交流館は、新潟県村上市の奥三面地域のダム建設で沈んだ縄文遺物を展示してある。


人面付土器 重要文化財 元屋敷遺跡 縄文時代後期
頭部には複雑な髪型が表現されている。儀式などの特別な場合に正装するための髪型の可能性があり、顔面には刺青がなされていた可能性がある。


土偶
重要文化財

元屋敷遺跡

縄文時代後期


耳飾り
重要文化財

元屋敷遺跡

縄文時代後期


耳飾を着けた土偶
重要文化財

元屋敷遺跡

縄文時代後期


石製品 人面付岩版
重要文化財

元屋敷遺跡

縄文時代後期


顔のみで身体表現がない。


土製品 土版 重要文化財 元屋敷遺跡 縄文時代後期


ハート形土偶(右列)
重要文化財

元屋敷遺跡

縄文時代後期



ハート形土偶(左列)

アチヤ遺跡

縄文時代後期


山形土偶
重要文化財

元屋敷遺跡

縄文時代後期


頭部が三角形を呈するものが多く、山形土偶と命名された。


人面付注口土器 重要文化財 元屋敷遺跡 縄文時代後期


火焔型土器

前田遺跡

縄文時代中期


「火焔型土器」を見ると、山形県から新潟県に入った事を実感した。



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