神奈川県立歴史博物館
(14-04)


「神奈川県立歴史博物館」は、自然科学系・人文科学系の総合博物館であった県立博物館1967年(昭和42年)3月開館の人文系部門を母体に、1995年(平成7年)3月に開館した.

当館の建物は、旧横浜正金銀行の本店として1904年(明治37年)に建てられたネオ・バロック様式の旧館部分と、1967年(昭和42年)の神奈川県立博物館の開館にあたり増築された新館部分とからなっている。

旧館部分の外観は建築当初の姿をそのまま残し、1969年(昭和44年)に国の重要文化財の指定を受けている。



・見学日 2022年11月11日


神奈川県立歴史博物館は、ドーム型の屋根の旧横浜正金銀行本店で、妻木頼黄設計の重要文化財だ。

・・・さすが、ヨコハマ!


こちらが、増築部分のエントランス。


立体的な造形がほどこされた縄文土器。

横浜市内

縄文時代中期

高津コレクション


有孔鍔付土器

保土ヶ谷区No35遺跡近接地出土

縄文時代中期



用途不明な謎の土器で、太鼓説や酒造器説が二大学説となっている。


土偶のコーナーには、10体の土偶が展示されていた。


土製頭部破片(顔面把手か土偶か)

公田ジョウロ塚遺跡出土

縄文時代中期


日本列島最大級の縄文の「あたま」

残念ながら首から下が失われており、全体でどのような姿だったのかよく分かっていない。

現状では、縄文土器の縁につけられた顔面把手説と、人型の体を持った土偶説などが唱えられているが、いずれも決め手に欠いている。


土偶(複製)

藤沢市西富貝塚出土

縄文時代後期


土偶(複製)

藤沢市向川名遺跡出土

縄文時代晩期



横浜市歴史博物館の筒形土偶「はらでぐち君」に少し似ている。


土版

川崎市下原遺跡出土

縄文時代晩期


顔が付いた土器

横須賀市蛭畑遺跡出土

弥生時代中期



横浜市歴史博物館の弥生時代の人面付き土器(複製)と並んで展示されていた。



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