相模原市立博物館館
(14-01)


「相模原市立博物館」は、 神奈川県相模原市中央区にある市立博物館。1995年に開館して以来、相模原の歴史や自然を扱う総合博物館として市民に親しまれ、2019年には入館者数が300万人を超えた。

また、2010年7月には、小惑星探査機「はやぶさ」の再突入カプセルの世界初公開を行うなど、向かいにあるJAXA相模原キャンパスとの連携も深めている。人気のプラネタリウムもある。

縄文と相模原を結びつける一番の遺物は、「勝坂遺跡」だ。「標式遺跡」でもあり、かなりの数の土器が出土しているので、これは見逃せない。


・見学日 2022年7月27日


「相模原市立博物館」は、元の淵野辺キャンプ内にあり、緑豊かな環境の中に建っている。


15000年前ごろの無文土器

勝坂遺跡

縄文時代草創期


縄文遺物で一番古いものの一つ。



深鉢型土器 下原遺跡B 縄文時代中期


勝坂式土器 相模原市勝坂遺跡 縄文時代中期
「勝坂式土器」は、縄文時代中期、約4千5百年前の土器型式で、神奈川県相模原市勝坂遺跡から名をとっている。
「勝坂式」または「勝坂式土器」とは、関東地方及び中部地方の縄文時代中期前半の土器型式名ないし様式名である。 勝坂式は、隆帯で楕円形を繰り返す文様など通時的な変化を追えるものもあるが、器全体を豪壮、雄大な造形で表現することに特色があり、動物、人物などの顔面把手、蛇を模した把手などがつけられる土器は特徴的である。


土偶装飾付深鉢型土器

大日野原遺跡

縄文時代中期


ポーズをとったような土偶が土器の縁にのっている大変珍しい土器で、国内で2例ほどしかないという。

勝坂式土器の終末期に位置づけられている。


この土偶は、相模原市立博物館キャラクター「おびのっち」だ。



蛇の取手が付く土器

下中丸遺跡B

縄文時代中期


顔面取手の付く土器

下中丸遺跡B

縄文時代中期


左、蛇の取手 下原遺跡B 縄文時代中期 右、蛇体装飾付顔面把手 大日野原遺跡 縄文時代中期


左、石製首飾り 中、土鈴 右、土製耳飾り


土偶


土偶


高杯 橋本遺跡 コップ 上中丸遺跡A



イサーンの大地走行2000キロプラス 縄文への招待 INDEX
イサーンの大地走行2000キロプラス 縄文博物館 INDEX