|
|
「福島県文化財センター白河館・まほろん」は、福島県内の遺跡から見つかった数多くの土器や石器などを収蔵、展示している。
また、むかしの暮らしの様子や古代の住居を原寸大で復元展示しているほか、勾玉づくりなどの体験学習がいつでもできる施設。
当館の目玉は、何といっても「法正尻遺跡」の遺物といえる。完全な形の縄文土器のほか、ヒスイ製の大珠などの装飾品、そして土偶などの祭祀具が大量に発掘されたものを所蔵、展示している。
「まほろん」とは、素晴らしいという意味の「まほろば」と、「ロマン」を合わせた言葉で、「歴史へのロマンを満たす素晴らしいところ」を意味している。
・見学日 2021年6月11日 |
|
|
|
|
|
|
|
「福島県文化財センター白河館・まほろん」の所蔵する「法正尻遺跡」の出土品は、何と855点が国指定重要文化財に指定されているという。 |
|
|
|
|
|
土偶
荒小路遺跡
縄文時代後期
頭頂部の突起が特徴的なハート形土偶。 |
|
|
|
|
|
土版
沢目木B遺跡
縄文時代 |
|
|
|
|
|
土偶
角間遺跡
縄文時代後期 |
|
|
|
|
|
赤く彩色した土器
角間遺跡
縄文時代後期 |
|
|
|
|
左、動物型土製品 |
中央、土器 |
右、スタンプ形土製品 |
角間遺跡 |
縄文時代後期 |
|
|
|
土器
重要文化財
法正尻遺跡566号土杭
縄文時代中期
器面全体が隆線と沈線で、埋めつくされている。
王冠のような口縁部と、刻みがついている縄のような渦巻きが特徴的だ。 |
|
|
|
|
|
土器
重要文化財
法正尻遺跡365号土杭
縄文時代中期
線を集合させて器面を埋めつくす文様構成は北陸地方の土器と共通しているが、口縁部につくS字状の飾りは東北地方南部の特徴を示している。 |
|
|
|
|
|
|
|
火焔系土器
桑名邸遺跡
縄文時代中期
・・・職員がおすすめする、まほろんのイッピン!
新潟県を中心とした「火焔型土器」の影響を受けながら、口縁部の突起が非対称など福島独自のアレンジがなされている。 |