伊勢堂岱縄文館
(05-04)


「伊勢堂岱(いせどうたい)遺跡」は、秋田県北秋田市脇神字伊勢堂岱にある縄文時代後期前半の環状列石が主体の遺跡。

標高40 - 45メートルの河岸段丘の北端台地の上にあり、国内で唯一4つの環状列石(ストーンサークル)が発見された遺跡である。

保存状態が良く、学術的な価値が高いことから2001年1月に国の史跡に指定された。また、2021年に世界文化遺産に登録された。



・見学日 2022年11月2日


伊勢堂岱遺跡から、発掘された遺物を展示している「伊勢堂岱縄文館」。


縄文館内に入ると、高さ2メートルの巨大板状土偶のレプリカがお出迎え。

この板状土偶は、伊勢堂岱遺跡の環状列石Bの土坑墓から出土した当館のマスコットで、愛称は「いせどうくん」。


この博物館での大いなる興味は、個性的な土偶に会うことだ。中央に置かれたガラスケースの中に、北秋田市内で出土した48体の土偶が、時計回りに時代順に並んで展示されている。


その48体の土偶の人気投票を行っていた。こんな企画も面白い。


みんながえらぶ「土偶TOP10」が、貼りだされていた。


「ふうみん」が一番会いたかった「笑う岩偶」。

この表情が何とも言えませんね。とても癒されます。


人気投票のランク2・笑う岩偶

白坂遺跡
縄文時代晩期


人気投票のランク1・遮光器土偶

向様田D遺跡
縄文時代晩期


朱色がハッキリと残っている、とてもきれいな土偶。

全身揃った姿が見たかったな~あ。


人気投票のランク3・板状土偶

伊勢堂岱遺跡
縄文時代後期


完全な状態の板状土偶は、この伊勢堂岱遺跡から出土した。

愛称は「いせどうくん」。


ケースの外にも、土製品の逸品が展示されていた。

サル形、貝形、鳥形、イノシシ形など。


壺。 伊勢堂岱遺跡 縄文時代後期


伊勢堂岱遺跡の現地公開は、10月30日までとなっている。

その理由は、冬期間中の積雪と環状列石の保護のため閉鎖との事。

訪問日は11月2日の為、ゲートは閉まっており見学は断念。

係員に遺跡の外から撮影できないか?と尋ねたが、この道の先の高台にあるから無理との事だった。


このジオラマで、遺跡の全容と把握するしかない。



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