岩手県立博物館
(03-03)


「岩手県立博物館」は、岩手県の県制百年を記念して昭和55年(1980年)10月に開館した総合博物館。

地質時代から現代にいたる地質・考古・歴史・民俗・生物などの資料が展示され、岩手県の自然と文化が理解できるようになっている。

盛岡駅より北東7キロとやや辺鄙な場所にあるが、晴れた日には2階のグランドホールから美しい岩手山が望める。


・見学日 2022年11月2日


岩手県立博物館の駐車場は工事中の為、撮影し忘れたのでWebサイトから借用。


赤色塗彩浅鉢形土器。

高見遺跡

縄文時代晩期


大型土偶頭部。
重要文化財

萪内遺跡

縄文時代後期


この土偶は、大型土偶の頭部にあたるもので、仮面をかぶった姿を表現したものとされている。

頭部や顎には、鳥の羽やひげ様の繊維質のものを差し込むあながあけられ、儀式をとりしきる呪術者の姿を連想させる。


右横側から見ると、また違った迫力を覚える。


・・・国立歴史民俗博物館でレプリカを見、ぜひ本物を見たかった。

会えて感激!


狩猟文土器。 馬立Ⅱ遺跡 縄文時代後期  この土器には、狩りをする様子が描かれている。


屈葬人骨。 大付遺跡 縄文時代晩期


土偶。

萪内遺跡

縄文時代後期


女性をかたどった土偶の特徴は2つある。

1は、ほとんどの土偶が首や手足、胴がバラバラの形で発見される事。

2は、すべての土偶が女性をあらわしていること。土偶に豊かな実りや、再生産の祈を込めながら祭りを行っていたと思われる。


大きな遮光器土偶のレプリカが置かれていた。

人が近づくと目や口が光る。


・・・お堅い博物館に、こんなお遊びもいいだろう。


感激物の遮光器土偶などの展示コーナー。出来得れば、一体ずつケースに入れて展示してもらいたい逸品揃いだ。


遮光器土偶。
重要文化財

手代森遺跡

縄文時代晩期


完全な遮光器土偶に出会えて、とてもうれしい。


遮光器土偶。

豊岡遺跡

縄文時代晩期


遮光器土偶。

豊岡遺跡

縄文時代晩期


岩手県立博物館の2階のグランドホールから眺めた岩手山は、夕日を浴びて赤く染まっていた。それにしても思った以上の博物館だった。



イサーンの大地走行2000キロプラス 縄文への招待 INDEX
イサーンの大地走行2000キロプラス 縄文博物館 INDEX