イサーンの大地走行2000キロプラス チャンパ遺跡への招待 INDEX
ホアライ遺跡


国道沿いに、ホアライ遺跡の2基の祠堂が建っている

遺跡名
ホアライ(Hoa Lai)
様式 ポーハイ遺跡群 (Pho Hai)
創建年代 8~9世紀
場所 ニントゥン省ニンハイ県タンハイ社
入場料
配置図 「チャンパ王国の遺跡と文化」より
コメント
概要 ファンラン(Phan Rang)から14キロ、1号線沿いにホアライ遺跡の2基の祠堂が建っている。この2基の祠堂の間に中央祠堂が建っていたが、崩壊して今は見る影もない。

ホアライ遺跡には3基の祠堂を囲んでいた周壁があった。この周壁は東西に約200メートル、南北に150メートルあったとされる。

また、この他にも拝殿や楼門やバライなど多くの建物があったというが、その痕跡は見当らない。

祠堂の内部には東面を除いた3面に、幅1.5m、奥行き30cmの大壁龕があり、さらに北指導にはその内部に小壁龕がある。このような壁龕を複壁龕と呼び、チャンパ遺跡での事例は少ない。
行き方 ファンラン市から1号線を北に14キロ行った国道沿いにある。
一口メモ ホアライ遺跡の横に小さな骨董店があり、チャンパの遺物らしきものが売られているので、ひやかしに半分に覗いて見たら?(写真一番下)

ニャチャン方面から1号線を走っていると、ファンランの14キロ手前にチャンパの祠堂が見えた。


1号線沿いにホアライ遺跡の2基の祠堂が建っている。


閉まっていた門を開けて中に入ると、ゴミが散乱し、2基の祠堂との間に電線が走っている。

2基の祠堂は修理が終っていたが、周辺の整備は全くなされていない。

東側から順光のシャッターチャンスなのに、これでは台無しだ。


南祠堂と邪魔な電線。


綺麗に修理された南祠堂。

オリジナルな場所は黒いレンガの部分で全体の2割ほど。

目地の無いレンガを使用した修理の技術水準は高いが、これは修理しすぎではないか?と思う。


完全に崩壊した中央祠堂の跡。

レンガが散乱している。


北祠堂は南祠堂に比べてオリジナル部分が多い。

南祠堂より高く、より存在感がある。


北祠堂の内部には、幅1.5m、奥行き30cmの大壁龕があり、さらにその内部に小壁龕がある。

このような壁龕を複壁龕と呼び、チャンパ遺跡での事例は少ない。


ホアライ遺跡の横に小さな骨董店があり、覗いて見るとチャンパの遺物らしきものが売られていた。

手前の2点は本物らしい?…


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