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南に位置する碑文庫には四方に大きな出入り口があり、扉の設けられた形跡はない。
入り口上部に破風はなく、迫り出し構造が剥き出しとなっている。
チャンパ遺跡の中の碑文庫で完全な形で残っている唯一の建物という。 |
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宝物庫は舟形屋根がついた矩形のの建物で二つの部屋があり、北、南、東の三方向に入り口がある。
ミーソンの宝物庫の入り口は北側のみである。
身舎に施されたレリーフが美しい。 |
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南側の入口には建物の強度を増すために、構造材としての砂岩のまぐさ石が用いられている。 |
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柱形の間を埋める花葉文様はチャンパ建築の連続文様の伝統を受けている。 |
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主祠堂(右)と宝物庫(左)。この両建築のある頂上のテラスは広い。
この建築はチャンパ芸術の傑作といえる。 |
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主祠堂の高さは22mで、三層の屋蓋を持ち隅尖塔は独得の様式が用いられている。 |
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主祠堂の南側の唐破風に装飾されたカーラマスクのレリーフ。
カーラの口から両側に花葉文様の帯が垂れ下がっている。
これは、12世紀のチャンパ建築の唐破風の特徴である。 |
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主祠堂の柱型上を飾るダンスをする猿の連続文様のレリーフが面白い。 |
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丘の頂上の主祠堂の前から、碑文庫越しにクイニョン方面を望む。建築された当時は、海岸線が今よりもっと銀塔に近かった。入港する船から銀塔の建物がよく見え、チャンパ王国の威光が感じられただろう。 |
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楼門は東西に開いた二つの出入り口があり、両脇には偽扉がある。 |
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楼門から主祠堂を望む。
楼門の迫り出し構造のフレームが劇的な効果を出し、当時の人々に王に威厳と偉大さを示したと感じる。 |
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