イサーンの大地走行2000キロプラス タイ(イサーン)のクメール遺跡
コークナギオ Prasat Khok Ngio




崩れた屋根はトタンで修理してあるが、赤い布を巻かれた姿はなかなか立派だ





遺跡名
コークナギオ Prasat Khok Ngio
場所 ブリーラム
Buriram

Wat Khok Ngiu
Tambon Pakham, Amphoe Pakham, Chang Wat Buri Ram 31220
位置情報 14.463499, 102.727795
創建年代 バイヨン様式
Bayon Style
見学日 2009年1月
配置図



コメント

●概要…クメール帝国最強の王ジャヤヴァルマン7世は領土内の整備の一環として、102ヶ所の施療院を各地に配置した。

施療院はArogayasala又はKuti Ruesi 、Kuti Rishi(サンスクリット語で仙人の小屋)と呼ばれる。

施療院は主祠堂、経蔵、塔門、周壁、バライからなる小規模の伽藍である。

伽藍は東面し、主軸上には塔門、主祠堂が位置し、塔門から低い周壁が周る。主祠堂と塔門の間には経蔵が配置され、伽藍の北東側にはラテライトで護岸されたバライが設けられている。

「施療院」の詳細な情報については
 
を参照下さい。

●行き方…ナンロンから20キロほど南の Pa Kham に向かい右手の仏教寺院の奥にある。

●一口メモ…この遺跡の「経蔵に聖水を流すソーマスートラ」が設けられているか?を調べる。

T.I.さんから、この遺跡の「経蔵」にそれらしい石が置いてあり、調べてほしいとの依頼を受けた。下記の写真中央の逆凹型の石だが、どうも後世に適当に積まれた石の様だ。確信は持てないが、ソーマスートラではないと思う。

イサーンの宿駅と施療院の分布図



写真
仏教寺院の奥にある 塔門から祠堂を望む
祠堂 写真中央の逆凹型の石はソーマスートラ?
経蔵 祠堂の偽扉
祠堂正面 祠堂内部
バライ越しに遺跡を眺める






イサーンの大地走行2000キロプラス タイ(イサーン)のクメール遺跡