イサーンの大地走行2000キロプラス タイ(イサーン)のクメール遺跡
プランクー Prang Ku Ban Nong Fake




東南から塔門を眺める





遺跡名
プランクー Prang Ku Ban Nong Fake
場所 チャイヤプーム
Chaiyaphum

Tambon Ban Thaen, Amphoe Ban Thaen, Chang Wat Chaiyaphum 36190
位置情報 16.384587, 102.383004
創建年代 バイヨン様式
Bayon Style
見学日 2017年11月
配置図



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●概要…クメール帝国最強の王ジャヤヴァルマン7世は領土内の整備の一環として、102ヶ所の施療院を各地に配置した。

施療院はArogayasala又はKuti Ruesi 、Kuti Rishi(サンスクリット語で仙人の小屋)と呼ばれる。

施療院は主祠堂、経蔵、塔門、周壁、バライからなる小規模の伽藍である。

伽藍は東面し、主軸上には塔門、主祠堂が位置し、塔門から低い周壁が周る。主祠堂と塔門の間には経蔵が配置され、伽藍の北東側にはラテライトで護岸されたバライが設けられている。

「施療院」の詳細な情報については
 を参照下さい。

●行き方…12号線から2187号線に入り、12キロほど走った地点の2389号線を左折して入り、4キロ先の寺院(Wat Prang Ku)の中にある。

●一口メモ…一見したところきれいに修復された遺跡だが、残念な事に塔門や 祠堂や経蔵の上部が途中までしか修復されていない。

遺跡の裏に屋蓋の先端部分の「笠石」が組み立てられていたが、修復工事時に祠堂をすべて修復する建築技術が無かったのだろうか?

イサーンの宿駅と施療院の分布図



写真
案内板 バライ
塔門の屋根は修復されていない。
塔門に置かれたヨニ 祠堂も途中までしか修復されていない
祠堂の前に置かれた仏像 祠堂内に入る
祠堂内には3連のヨニが置かれていた
経蔵にソーマスートラの痕跡はない 経蔵内にはヨニが置かれていた
笠石 沢山の石材が置かれていた
南西側から望む






イサーンの大地走行2000キロプラス タイ(イサーン)のクメール遺跡