2、シンガポール>一枚の写真>1996・6


ホテルの部屋からシンガポールの街並みを撮った写真
手元に残った唯一の写真だ





マレーシアからの帰り道、シンガポールに2泊3日滞在した。

上の写真はシンガポールに到着後、シェラトンタワーホテルの部屋から、シンガポールの街並みを撮った写真。この写真を写したら丁度フイルムが一杯になり、新しいフィルムを装填して2泊3日のシンガポール滞在中に数十枚の写真を撮った。

シンガポールから成田へ帰国の飛行機はマレーシア航空のMH602便で、クアラルンプール経由でMH080便に乗り換えてのフライトだった。

このクアラルンプール空港での乗り換えの途中に、カメラを待合室の椅子の上に置き忘れてしまった。

紛失したカメラはまた買えば良いが、カメラの中に装填してあったシンガポールを撮影したフイルムは、もう買うことは出来ない。

それで上の写真が、シンガポールを写した唯一の写真と言う事になる。

シンガポールという街は面白くなく、「ふうみん」の好きな場所ではないので、もうかの地へは二度と行く事は無いと思う。そうすると「ふうみん」の持っているシンガポールの写真は、将来に渡ってこの一枚と言う事になる。

そう思うと、何かこの一枚写真がとても愛しく思える。