7日目 ウボンからバンコク空港へ




ウボン市内を流れるMoonRiver。川面に雲が映り、誘惑されて来ただけの事はある





さよならウボン、ムーンリバー

朝起きたら、やはり体調が良くない。ウボンからバンコク空港までは600キロ以上もある。「yayo」が心配して、今日最初のドライバーを買って出る。

朝8時にホテルをチェックアウトし、バンコク空港に向けて出発する。3泊しかしていないが、タイの辺境の街との別れは、なんとはなく寂しさを感じる。

ムーン川を渡る。

さようなら、私を誘惑した

MoonRiver!

さようなら、ウボンラーチャターニー!

ウボンから2178号線、2085号線を走り24号線の交差点に出る。ここまでは、カオプラヴィハーンに行く時に一度通った道なのでスムーズだった。


24号線をひたすら走る

24号線を右折して、コラート方面に向かう。地図で見るとコラートの先の2号線の合流地点まで、400キロのほぼ一直線の道だ。

「yayo」は、頑張って3時間ノンストップで飛ばし、ウボンから250キロ位行った所のガソリンスタンドで休憩する。ガソリンを満タンにし、リポビタンを飲んで元気をつけて、「ふうみん」と運転を交代する。

延々と続くイサーンの大地を、一直線に続く道を、時速100キロ以上で黙々と走行する。

途中、小さな町や村を通り過ぎて行く。タイで最も貧しいと言われ、タイの田舎のイサーンで生活する人々の姿を垣間見ながら、24号線をバンコクを目指してひたすらに走る。


ダーンクウィアンに寄る

150キロ程走り、途中ダーンクウィアンでレリーフを買う為に24号線を右折し、ダーンクウィアン近くのレストランで昼食を摂る。

大きなニワトリの像が立っている店だった。ここで分かった事だが、この大きなニワトリの像はガイヤーンの看板なのだ。

今迄の道すがら、何軒もこの大きなニワトリの像のレストランを見たが、像の意味が不明だった。ここのガイヤーンの店は、繁盛していてなかなか美味しかった。

ダーンクウィアンではお目当ての(4日前に来た時に決めていた)額に入ったレリーフを買おうとして、念の為スーツケースのサイズを測ったら入らず、一回り小さいサイズのあまり気に入らないレリーフを買った。

後で機内持ち込みにすればよかった!と思った。とても残念な思いだ。


バンコク空港へ

ここから、バンコク空港迄は250キロだ。「yayo」が運転を替わって走る。24号線から2号線に入り順調に走るが、カオヤイ国立公園のあたりから混み出す。

考えて見れば今日は日曜日だ。日本と同じく、休日に郊外にドライブに出かけ、バンコクに戻る帰宅ラッシュに巻き込まれたのだ。

これでは仕方が無い、スピードダウンし街道沿いの風景を見ながら走る。途中、さらに事故渋滞にも遭遇したがなんとか1号線に入り、バンコク空港まで10キロ手前に来た。

ガソリンスタンドに入りガソリンを満タンにする。日本のレンタカーと同じく満タンで借り、満タンで返す。

スタンドを出るとすっかり暗くなっている。ライトを点けて空港に入るために左車線をゆっくり走るが、バンコク空港への標識が殆ど無い。

多分、走行の方角がバンコク市内と逆方向だからだと思う。やっと空港の標識を見つけ、無事に空港第二ターミナルに着いた。

AVISレンタカーに19:00に無事返却した。車体のチェックもOKだ。


帰国へ

帰りのJAL718便の出発は22:30だから、十分時間に余裕がある。ゆっくりと空港内のレストランで夕食をとり、買物をして空路日本へ。

今回の旅を振り返ると、とても思い出に残るイサーンへの旅だった。また近い内にイサーンへ行こう!あのトーセンコンチアムリゾートへ、またムンリバーへ、母なるメコンに逢いに・・・。

本日の走行629キロ…お疲れ様でした。
今回の合計走行は2164キロに及んだ。
ネヴァダグランドホテルのウボンの市街地図
ホテル場所は地図の上側、下側の川がMoonRiverだ

さようなら、「ネヴァダグランドホテル」

ウボン市内を走るサムロー

MoonRiverを渡るが橋の欄干で川は良く見えない

24号線の延々と続くイサーンの大地を、
一直線に続く道を、時速100キロで走る

24号線を2時間走っても同じ風景が続く

大きなニワトリ像のあるガイヤーンのレストラン

ダーンクィアンでレリーフを買う

2号線沿いの果物の売店




ドライブマップ
赤字:前日までのドライブコース…1539キロ
青字
本日のドライブコース…629キロ(累計2164キロ)
「yayo」の日記

"期待と不安"手探りでの今回の旅…
ハプニングも数多くありましたが、
思わぬ発見もあったりと充実した日々を過ごせました。

"2000キロ走行"広大なタイの国。
どんな田舎でも道路は舗装されていて走りやすく、
ガソリンスタンドにはコンビニがあり、トイレ、駐車場も完備され、
走り方も日本と同じという事がとても安心できました。

静かに佇むクメール遺跡、
訪れた所すべてにじっくりと時間を費やし、
充実した毎日を過ごせた事に改めて感謝です。

次は、どこ、か・し・ら・〜

家人「yayo」、亭主「ふうみん」